【夜泣き】悩めるパパママへ!月齢別夜泣きの原因と今すぐできる対策10選

育児の中にはいくつもの山がありますが、赤ちゃん期最初の山のひとつが「夜泣き」。生後半年くらいから2歳までの1年半近く、夜になると原因がわからず泣き続ける状態をいいます。期間が長く、時間帯が夜のため親の方が睡眠不足になることから子育て中のパパやママが頭を悩ませる問題のひとつになっています。時期が過ぎればおさまるものととは言え、毎晩泣かれるのは体力的にも精神的にも、我が子とはいえ、とてもキツいですよね。今回は、そんな夜泣き問題を解決する今すぐできる対策法をご紹介します!

この記事でわかること
・夜泣きとは?
・月齢別夜泣きの原因とは?
・今すぐできる夜泣き対策10選

読むのに必要な時間は約 5 分です。

 

1.夜泣きはいつからいつまでなの?

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夜泣きとは「一般的に生後半年から二歳ごろまでの夜間の原因不明の泣き」をいいます。昼間はごきげんだった子どもが夜中急に泣きだし、いろいろやってみても泣き止まない状態をいいます。夜泣きが始まる月齢や続く時期、時間帯などはまちまちで、中にはほとんど夜泣きしない子も見られます。泣き方も子どもによってタイプがいろいろで、ぐずぐず泣く子もいれば、火がついたように泣き止まない子もいます。だいたい4カ月を過ぎたあたりからまとめて寝るようになる子が多いですが、生後半年くらいから夜泣きが始まります。ピークを迎えるのは7~8か月の場合が大半で、2歳前後にはほとんどの場合収まっていきます。

2.【月齢別】夜泣きの原因

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赤ちゃんの夜泣きに原因はない、とされていますが、本当にそうでしょうか?
実は「原因と思われるもの」はいくつか存在しています。

【生後4~6か月】
◆日中の生活リズムが整っていない
生後4ヶ月になると夜は続けて5時間以上眠るようになり、生後6ヶ月には8時間以上持続して眠ることができます。このように成長とともに夜間の睡眠時間は増えますが、概日リズムが整っていないと夜泣きをする原因になります。

◆不安な気持ち・昼間の刺激を思い出す
眠りが浅く夜中に目が覚めてしまった時、周りは真っ暗でパパやママも寝ている…そんな不安な状況から、夜泣きをしてしまう赤ちゃんもいます。情緒の発達が関係しています。
また、赤ちゃんは毎日が初めてのことばかりで常に刺激をうけています。刺激的な体験は赤ちゃんの脳内で処理されますが、昼間の記憶を夢の中で思い出して夜泣きをすることもあります。

◆おしゃぶりや添い乳をやめたため
新生児からおしゃぶりをしている赤ちゃんは、おしゃぶりや添い乳で安心して眠りにつくことができます。おしゃぶりが入眠にかかせない物となってしまった赤ちゃんは、突然おしゃぶりや添い乳を外されると、今までにあったものが無くなった不安から夜泣きする場合があります。

【生後7~9か月】
◆生活のリズムの乱れ
生後7~9か月の赤ちゃんは睡眠サイクルが定まっておらず、生活リズムの乱れがより
睡眠サイクルを乱した結果夜泣きに発展するパターンがあります。これから年末年始になり、帰省や遠出、また夜の時間の自家用車での移動などで生活リズムが崩れたことが引き金となり夜泣きが始まるパターンがあります。

◆不快感のあらわれ
ひどい夜泣きは不快を感じた赤ちゃんからの訴えである場合があります。あまりに火がつくように泣くときなどは、おむつやミルク以外に部屋の空調や着せ過ぎ、反対に薄着のために寒くないかなど、いろいろなことを予測して対応してあげましょう。これからの季節、乾燥で喉が渇いた等の場合も考えられます。赤ちゃんの不快なことを想像し、できるだけ迅速に改善して夜泣きが収まるか試してみましょう。

◆不安な気持ちのあらわれ(生後7か月以降)
生後7か月を過ぎると俗にいう「人見知り」が始まってきます。これは、他者の区別がつき始め、パパやママとそうではない人の理解ができてくるようになります。このころになると、パパやママがいないことに対する不安感をお子さんが感じられるようになってくるのです。また日中や直前に怖い思いをしたりしても、夜泣きが始まったりします。また外部からの刺激でも夜泣きが始まる場合があります。年末年始、帰省などで長期移動を予定している方は、車の中に入ってくる街頭のあかりなどが刺激となり、夜泣きを発症してしまう子どもさんもいます。できるだけ刺激を与えないように、移動時間帯等考慮しましょう。

◆歯ぐずり
生後半年くらいになると、歯が生えてきます。このとき、とてもかゆみを感じるお子さんがいて、そのために夜泣きが始まる、という場合があります。

◆便秘の解消
赤ちゃんが苦しそうに踏ん張っている様子を見せたら、夜泣きの原因は便秘かもしれません。便秘を解消し、お腹がすっきりしたら夜泣きは収まる場合があります。

3.赤ちゃんの眠りは大人より浅い

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◆自分で再入眠できない
人間は浅い眠りと深い眠りを交互に経験する生き物です。しかし赤ちゃんの場合、一度眠りが浅くなるとそれきり深い眠りに入れなくなることがあります。深い眠りと浅い眠りの境目で居心地がわるいからこそ、夜泣きするのかもしれません。

4.夜泣き対策10選

夜泣き解消法として、次の10のことを試してみましょう。

①生活リズムを整える
これからやってくる年末年始は、いつもと違うイレギュラーな生活になりやすい時期。できるだけ普段と変わらない生活リズムが維持できるように工夫が必要です。うっかり夜泣きが始まってしまうと元に戻すのは、なかなか大変な場合もあります。赤ちゃんやお子さんを主役にしたスケジュール調整を心がけましょう。

②お昼寝の時間を調整する。
生後七か月を過ぎると赤ちゃんも随分体力がついてきます。それまでの一日中寝ているような状態から、少しずつ起きている時間が長くなります。お昼寝の回数を減らしたり、15時を過ぎたら寝かせないなど、準備が必要です。

③日中活動的に過ごす。
夜泣きする赤ちゃんは体力がっている場合もあります。昼間太陽を浴びたり、つかまり立ちなどが始まっていれば、体を使わせて体力が余らないように気をつけてくださいね。

④寝る前に強い刺激を与えない

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赤ちゃんも大人と同じで寝る直前に見た怖いもの、新しいものなどには緊張します。できるだけ赤ちゃんが寝る前には強い刺激を与えないようにしましょう。大きな音や叫び声、刺激的な光の出るテレビ番組など、大人なら気にならないようなことが夜泣きの原因になることもあります、注意しましょう。

⑤母乳やミルクを寝る前に与え、満腹にしておく
夜泣きの原因の一つに「母乳だと腹持ちが悪く、お腹が空いてしまった」が、あります。ミルクに切り替えたら朝までぐっすり寝るようになった、というケースもあります。母乳育児の人で夜泣きが始まったら、一度ミルクを併用させてみると意外と治ってしまうこともあります。また寝る前、眠くてしっかりミルクを飲まない赤ちゃんの場合、足の裏をくすぐるなどして起こしてから飲ませてもオッケーです。

⑥寝る前にしっかりとスキンシップをとる

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寝る前にたっぷり赤ちゃんと触れ合うことで、寂しさや不安を解消することができます。スキンシップの方法も、だっこの他にベビーマッサージなど体の緊張感がほぐれるものもオススメ。赤ちゃんが安心感に包まれて眠ることができる環境をサポートしましょう。

⑦寝る環境を整える
赤ちゃんが集中して眠れないために夜泣きをしているケースがあります。隣の部屋の電気が明るい、音がうるさいなどの理由でなかなか寝る気にならず泣いている赤ちゃんも中にはいます。できるだけ静かな環境で眠れるように注意が必要です。また、寝具の肌触りが気に入らないなどというケースでも夜泣きに繋がることがあります。その場合、寝具を変えたら夜泣きが収まることもあります。

⑧便秘を解消する
生後7カ月が過ぎると、離乳食が始まります。このため、便秘がちな赤ちゃんが多く、お腹のハリなどが原因で夜鳴きする場合があります。水分をこまめに取り、ベビーマッサージなどでお腹をさすったりして便秘を解消する方に持って行きましょう。

⑨添い寝や夜間断乳(寝る前のおっぱいをやめる)をする
赤ちゃんの就寝時に添い寝やミルクを挙げているママが多いですが、実は調べたところ就寝時にミルクをあげない方が寝つきがいいという調査結果があります。生後8か月くらいから断乳(母乳)を心がけると夜泣きがとまる可能性があります。

⑩ねんねトレーニング(ネントレ)してみる

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ママが体調悪くて、赤ちゃんをそれほどかまえないときは、「ひとりネンネ(ネントレ)の練習中」と割り切って、実践させてみましょう。欧米では赤ちゃんのころからひとりでネンネするトレーニングをするのが一般的だとか。最初のうちは泣いたりして苦労するかもしれませんが、数日するうちに慣れて一人で寝てくれる可能性があります。

5.まとめ

いかがでしたか? 夜泣きされると睡眠がとれないので数日間それが続くと親としても体力的にも精神的にも参ってしまう方が多いと思います。10選を試して頂き、その中で自分のお子さんに最も合うものがあれば、ぜひご活用ください。夜泣きは収まるときは拍子抜けするくらいあっさりと収まるものです。一過性のものなので気長に構えて乗り越えていきましょう!

ライター名 水口