【ヨーガのある暮らし】赤根式ヨーガでママも今すぐヨーガしよう!

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この記事のライターであるわたしは、ずっとヨーガをはじめたいと思いながらも、まだ体験したことがありません。

読者の皆さんのなかにも多くいらっしゃるのではないでしょうか?

「体がかたい…」
「忙しくて時間がない…」

など、いろんな理由から遠ざかってしまう声をよく聞きます。そこで今回は、オフィスやお家で座りながら実践できるポーズが詰まった本、『椅子に座って、いつでもできる-着席ヨーガ』についてご紹介します!

さらに本の著者である赤根彰子さんに、ヨーガと出会ってからの変化や、ヨーガと子どもに関わることについてもお話を伺いました。

ヨーガに興味があり、子育てライターでもあるわたし自身が気になっていたことを教えてもらったので、皆さんとも共有したいと思います。

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出典:http://blog.gendaiyoga.com/
この記事でわかること
1 赤根彰子さんについて
2 赤根さんの著書
3 ヨーガと子ども&親子ヨーガ

読むのに必要な時間は約 5 分です。

1.赤根彰子さんについて

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赤根彰子 (アカネ アキコ)

共立女子大学・生活美術学科卒。大正大学大学院・仏教学修士課程修了・文学修士。「岡倉天心の仏教観」の論文にて学長賞。全日本仏教徒弁論大会にて優勝。

学生時代よりヨーガを実践し、インドに渡り、ヨーガ道場にて修行。インド・シバナンダアシュラムのスワミ・クリシュナ師より、ヨーガ教授可能証明書を受け、帰国。

その後もインドに渡り、ヨーガを研究する。マハラシュートラ州のカイヴァリヤダーマ・ヨーガ大学を卒業。東京・横浜にて、ヨーガの指導、講演・執筆等を行なう。

ヨーガ指導歴31年。渡印9回。現代ヨーガアシュラム代表。アサンガヨーガクティ主宰。父は禅の研究家で作家である、赤根祥道。

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■『椅子に座って、いつでもできる-着席ヨーガ』

椅子に座って、いつでもできる-着席ヨーガ』について、 著者である赤根さんから本に込めたメッセージをお伺いしました!

赤根さん
『椅子に座って、いつでもできるー着席ヨーガ』は、ヨーガのハードルをぐ〜んと下げた、床に座ることが難しい方でもできる、とてもやさしいヨーガです。着替えもヨーガマットもなしで、今、座っているその席で、始めることができます。

椅子に座っていることが長い『着席』さん向けの『着席ヨーガ』。運動が苦手の方も体がかたい方もぜひお試しください。

日々、忙しくしていて、ヨーガ教室に通えない、マットを広げるスペースが自宅にない、「さあ、ヨーガをしよう!」と構えなくても、その場ですぐ実践できます。

そして、体だけではなく、心を落ち着かせるための呼吸法、集中法、瞑想法で、オロオロ、イライラ、タメコム、そんな状況を解消します。そして、ヨーガ的に平和に生きるための考え方も記しました。

『着席ヨーガ』で、体を整え、呼吸を整え、心を調え、平和で、幸せで、自由な毎日を!

2.赤根さんに聞いてみた!

■ヨーガとの出会い

-赤根さんがヨーガを実践されるようになった、きっかけはどのようなことだったのでしょうか?

赤根さん
大学で、美術を学んでいた私は、その作品に対する評価が、人によって様々だったので、人からの評価で一喜一憂する人生はちょっと違うと思い、美術から哲学へとシフトし、大学院で、インド哲学と仏教学を学びました。

そこで、インド哲学の中にヨーガ学派というヨーガの哲学に出合いました。
その哲学を学ぶうちに、ヨーガの実践法もあることを知り、その当時、体も頭もかたかった私は、友人の勧めもあって、ヨーガを始めることになりました。

■ヨーガと出会ってからの変化

-ヨーガを実践されるようになってから、心身の体調や美容など、どのような変化がありましたか?

赤根さん
ヨーガを実践することで、18歳から腰痛だった私のかたい体が少しずつ、ほぐれ、やがて、それまでの頭痛や肩こりや腰痛が、嘘のように解消されていくのを感じました。

それまで、いろいろなことにこだわる性格だったのが、体が柔らかくなって、頭もほぐれたのか、柔軟に物事を捉えられるようになりました。否定的な感情も次第に人生を肯定できるようになった気がします。

それまで、猫背だったのですが、姿勢が良くなりました。便秘が解消されたせいか、肌の調子がとても良くなって「お肌綺麗ですね」と言われるようになりました。精神的にも安定したと思います。

■ヨーガと子ども

-インドでは中学生以下の子どもはヨーガをしないと聞いたことがありますが事実なのでしょうか?また、赤根さんは子どものヨーガについて何かお考えはありますか?

赤根さん
「ヨーガは、11歳以下の子供はしないこと」と書かれた書物もあります。それは、おそらく肺の機能が十分に成長し、自分を見つめるという精神を安定させるということが、小さな子供には、まだ無理であるという観点からではないかと思います。

私は、インドのヨーガ大学に留学していましたが、それは、インドの小学校、中学校、高校、大学でヨーガを教えることができる資格で、教育実習は、インドの小学校に行きました。その子達は、静かに座って、呼吸を調えて、ヨーガの実践をしていました。

ただ、私自身、日本では、子供のヨーガクラスを受けもってはいません。

■親子ヨーガについて

-日本やアメリカなどで「親子ヨーガ」というクラスがありますが、期待できる効果があるとすればどのようなことでしょうか?

赤根さん
姿勢が大切で、お勉強ができる子にするには、姿勢をよくして、勉強するといいとされています。それには、まず、子供は親の真似をするので、ご両親が姿勢が良いことが大事かと思います。

ご両親が仲が良いことも、子供の安心につながるとすれば、ご夫婦でヨーガをされて、呼吸を合わせる(息が合う)ことで、お互いの不満やイライラが解消されるかもしれません。それは、親子間にも言えることではないでしょうか。

勉強前に、着席で、親子でちょっと体をほぐし、呼吸を調え、リラックスしてから、勉強時間をもつと、今まで、叱りながらやっていた勉強や、落ち着きがない状態でやっていた宿題も、親御さんはイライラしないし、子供は、キョロキョロせずに集中できるかもしれません。

3.赤根さんからのアドバイス

-子育て中のママに向けて、赤根さんからお伝えしていただけることがありましたらぜひお願いします!

赤根さん
忙しいママさんたち、なかなか、自分のことは後回しになってしまいます。それで、体が凝り固まって、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまいます。

そんなとき、座っているその席で、ちょっと首を回してください。暗い気持ちから解放されます。ちょっと肩をほぐしてください。肩の荷がおります。ヨーガでは、心と呼吸の状態は一緒です。

怒っていると荒い呼吸。イライラしていると速い呼吸。焦っていると浅い呼吸です。呼吸を長く、深く、ゆっくりにすることで、心も安定します。

『着席ヨーガ』で、姿勢を整え、ママさんたちの、オロオロ、イライラ、タメコムが解消され、人生が整っていくこと、この『椅子に座って、いつでもできる着席ヨーガ』の本が、お役に立てると嬉しいです。

4.まとめ

ライターのわたしがヨーガに踏み切れなかった大きな理由が「体がかたい」ことでした、でも赤根さんの記事を書き進めている今、首を回し始め、呼吸を整えている自分がいます。

ウソじゃありません、本当です。ライターという記事を作成する作業は、業務時間の大半は座って過ごしています。まさに『着席』さんです。

この記事をご覧になっているかたのなかにも、きっと多くの『着席』さんがいると思います。

まず首を回して、呼吸を意識してみてください。気付かないうちに全身に力が入っていたことを感じるはずです。

椅子に座って、いつでもできる-着席ヨーガ』は、オフィスやお家で実践できるポーズが詰まっています。ぜひ本もご覧くださいね♪

赤根さん、ご協力ありがとうございました!

ライター名
山石/YAMAISHI