ワーキングマザーの転職~転職体験談と子育て中のお仕事探しのコツ

こんにちは!この記事では、転職を考えるワーキングマザーに向けて、ママの転職市場と転職体験談、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介していきます。

妊娠出産を終えて育児もある程度落ち着いてくる時期、多くのママは家庭や自身のキャリアについて考えはじめます。

家庭や子どものことはママとしてしっかり責任を果たしたい…でも一方では自分のやりたいことも実現したり、子どもが独立した未来に向けた準備もすすめるために働きたい。たくさんのママがそう考えます。

しかし子育てや家事に追われるママにとって、そんな両立を可能にするお仕事を探して、就職・転職までこぎつけるのはとても難しいものです。

やり方を間違えると、限られた時間を浪費だけして結局失敗してしまうことも…。

この記事ではそんな問題を抱える方々に向けて、実際に就職・転職したワーキングマザーの体験談をベースにしつつ、転職を成功させるポイントを紹介していきます。

この記事でしっかり予習して、スムーズに就職・転職をすすめましょう!

ワーキングマザーのお仕事事情

働きながら子どもともしっかり向き合いたいという気持ちは、多くの女性が持つ共有のものです。

家計を支えることも、子育てもどちらも女性にとっては大仕事。

今の日本は、そんな女性をフォローするように、働きやすいさまざまな工夫を凝らしています。

ここでは、育児中でも働きたい女性が持つ背景や、働きたい女性を歓迎する会社について紹介します。

子育てしながらでも働きたいママ

ママの中には、出産したら子育てに専念したいと思う人もいる一方、子育てをしながら働きたいと考えているママも少なくありません。

出産前まで働いていたという女性の場合、産休や育休制度を活用して、職場復帰を最初から前提としている女性も多くなっています。

昭和や平成序盤頃までは、女性は結婚したら同時に「寿退社」して、家事や育児に専念するという価値観が強く、それに従っていた女性も少なくありませんでした。

しかし、令和の今は「寿退社」する女性自体が少なくなっています。

厚生労働省の調査によると、バブル期の女性は、全体の5%が寿退社していました。それが2018年になると、1%にまで減少しています。(参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/19-2/index.html)

つまり、昔に比べて多くの女性が結婚や出産といったライフイベントに関係なく、働き続けたいと考えるようになっていると言えるでしょう。

子育てママ歓迎の会社も増えつつある

女性の社会進出が当たり前ではなかった時代は、子育てママの転職活動は難航しやすかったものです。

ある一定の年齢の女性が転職活動をする際、配偶者の有無や子どもの有無を面接で質問されることもありました。

子育て中となると、子どもの急な発熱で休みがちになったり、2人目や3人目の出産で人材不足になること懸念する会社が多かったからです。

ところが、2020年現在は生産年齢人口(労働に従事できる年齢の人口)が減少し、転職市場はかなりの売り手市場です。

慢性的な人材不足のため、性別はもちろんのこと、既婚・未婚、子どもの有無関係なく、できる人は雇いたいという会社が増えています。

中でも働きたいと願うママを迎え入れる会社は、ワーキングマザーを受け入れるために時短勤務や柔軟な休日申請などを整備しています。

厚生労働省も平成29年に改定した育休復帰支援プランを策定し、中小企業が子育てを理由に女性が職場復帰できないことがないよう、子育てしながらでも働きやすいプランを提供しています。
(参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000067027.html)

転職サイトの求人検索機能でも「子育てママ歓迎」「時短あり」「残業少なめ」といった特徴で見つかる求人を見たことがある人も多いでしょう。

それくらい、子育て中の女性が働きやすい会社や求人が増えているのです。

子育てママの転職体験談

ここからは、私が転職支援を行なった小山保子(仮名)さんの転職体験談をご紹介します。

小山さんは、新卒採用で入社した専門学校の教職員として、10年以上にわたり医療と介護に関する授業を担当していました。

教職員として働く中で、2人の子どもに恵まれた小山さんは、2度の産休・育休を経て職場復帰を果たしています。

そんな小山さんが、38歳にして初転職に成功しました。転職限界年齢とも言われる35歳を過ぎて、転職できた小山さんの体験談を見てみましょう。

ワーキングマザーの転職体験談

結果的に、小山さんは転職を考えるようになって半年後に転職することに成功しました。

ここでは、小山さんの転職体験談について、きっかけや苦労したこと、その苦労を乗り越えるために工夫したことなどをご紹介します。

・転職を考えたきっかけは、仕事ばかりで子どもと過ごす時間が少なすぎたから

小山さんが転職したいと最初に思ったきっかけは、仕事の拘束時間の長さと昇給のペースが遅することでした。

職場である専門学校は、9時から18時までが勤務時間で、月曜から金曜までは授業やその他雑務、土曜には隔週でオープンキャンパスがあります。

つまり、ほとんどが週6勤務で、日曜日にも専門学校が資格試験の会場として貸し出され、その試験監督として休日出勤することも少なくないという状況です。

土曜や日曜といえば子どもの行事も満載で、幼稚園の運動会にも小学校の運動会にも参加できなかった小山さんの頭に初めて「転職」の2文字が浮かびました。

さらに小山さんは10年以上勤続したにも関わらず、昇給したのはたったの1万円だけ。

新入社員と1万円しか変わらない給料を見て、この後何年いても、昇給する金額は高が知れていると悟ったそうです。

・転職活動のネックは、38歳という年齢

小山さんは、転職を考えるようになってから、自分が何に転職できるのかを探りました。

転職サイトのコンテンツで適職診断を試してみたり、転職関連の書籍を読み漁ってみたりもしたそうです。

転職の際、1番のネックになったのは、年齢でした。転職活動中の小山さんは38歳。

転職限界年齢と言われている35歳はとうに過ぎて、年齢だけでふるいに掛けられることも多かったそうです。

さらに、10年以上1つの仕事に従事してきた小山さんは、転職する際に同業種転職か、異業種転職かで悩みました。

同業種で転職する場合は、勤務先の専門学校のライバル校しかなく、すでにライバル校の教職員には顔バレしていることもあり、実質転職は不可能でした。

異業種転職の場合は、それこそ年齢がネックになります。異業種転職は、教育して成長する見込みのある年齢の採用率が高いからです。

35歳を超えて、異業種転職という高いハードルを乗り越えるために、小山さんは転職活動を工夫してみることにしました。

・転職活動を成功させるために取り組んだのは、改めての自己分析

そこで小山さんは、自分の価値観を整理してみました。人生の中で何を重視するのかの項目と順位を自己分析してみたのです。

その結果、1位は「子どもと過ごす時間」、2位は「自分のポテンシャルが発揮できる仕事」、3位は「正社員で年収アップが保証されていること」でした。

なかなか厳しい条件でしたが、小山さんにとっては人生の分かれ目になる初めての転職。

この3つの条件をすべて満たす求人が見つかるまで、根気強く探し続けることにしました。

小山さんが専門学校の講師ということで、3月に受け持っている学生を卒業させるまでは、仕事が見つかっても転職するのははばかられます。

だからこそ、転職を決めた9月から、3月までの間に気長に探すことができたと言います。

・子育て・仕事を両立しながら副業もしていたことが役立った

小山さんは、専門学校の給料が薄給ということもあり、転職活動の2年前から副業を始めていました。

副業の内容は、WEBライティングです。

もともと文章作成が得意で、講師として多くのレポートを添削してきたこと、論文や報告書を10年以上書き続けてきて、読書が趣味で数多くの本を読んできたことで、ライティングに必要な資質はあったと言います。

2年間の副業経験で小山さんが得たのは、ライティングの技術だけではありませんでした。

様々な業種に関する記事を作成するうちに、自然とマーケティングやIT関連の知識も身についていったそうです。

・ライターへの異業種転職と初めてのつまずき

小山さんは、結局専門学校の講師としての同業種転職をやめて、自宅で働けるライターとして転職することを決意しました。

リモートでどこでも働けるライターなら、自宅で子どもと一緒にいる時間を確保しながら、得意なライティングスキルを活かすことができます。

この時点で、転職条件の1位「子どもと過ごす時間」、2位「自分のポテンシャルが発揮できる仕事」が満たされています。

しかし、問題はライターはフリーランスが多く、正社員という求人がほとんどないことでした。

自分だけで見つけるのが大変だと悟った小山さんは、複数の転職サイトやエージェントに登録します。

ライターは「クリエイティブ職」というくくりになるため、クリエイティブの転職に強い転職サイトやエージェントに、5社登録。

ところが、半分近くのエージェントからは「現在小山さんの条件に一致する求人がなく、ご紹介できません…」という内容のメールが届きました。

小山さんは目の前に突きつけられた現実に愕然としました。

1つの仕事を辞めずに、10年以上続けたにも関わらず、「講師」という仕事があまりにも潰しの効かない仕事だということを痛感したそうです。

ライターとして転職活動を進めていく中で、一番多くエージェントからあった返答が、「副業としての経験を職歴にカウントしにくい」というものでした。

結局、小山さんのライターとしてのスキルや実績があっても、全て業務委託という形で受けていた仕事のため、社員としての働きぶりが想像しにくいという理由があったようです。

子育て中のママであることも伝えましたが、その点はあまり不利になる条件ではないようでした。

・ライターで正社員採用、しかもフルリモート という求人に絞る

求人サイトをいくつか回るうちに、自分の条件に合う求人が、1つ、2つはあることを発見した小山さん。ダメ元で、受けてみることにしました。

ところが、フルリモートとうたっている求人でも、応募してみたら「1都3県までですね」という条件を後出しされてしまったそうです。

正社員とうたっている求人に応募してみたら、実際は「実は業務委託しか募集してません」と言われることも。

こんなことが4度続き、もう転職活動への気力も失いかけていました。

夫にも「だめだったらどうしよう」と初めて弱音を漏らしたところ、夫は「ダメだったら、今の仕事続けながら、転職活動続ければいいじゃん。辞めて失業手当もらいながら転職活動続けたっていい。転職活動自体をやめなければ、いつかきっと見つかるよ。」と励ましてくれました。

・ついに見つけた理想の求人!初めてのリモート面接

転職活動を初めてから5ヶ月目、小山さんは自分の理想の求人を見つけました。

フルリモート 、今より給料アップ、正社員、ライター!

夫からの励ましもあり、少しペースを緩めて、リラックスして転職活動を続けていた時に求人を発見したそうです。

早速履歴書と職業経歴書をデータで送り、返事を待つこと3時間で即返信がありました。

適性検査としてSPIのような問題を20問ほどネット上で行い、翌日すぐに面接の連絡が来たそうです。

この時、早くも小山さんは「採用される」と確信していたそうです。

企業が東京にあるため、小山さんはwebで面接を受けることになりました。

今までの専門学校と違い、東京の勢いのあるベンチャー企業のため、面接がフランクなのに、核心をつく質問をされたりと、新しい感覚を覚えました。

ライターとしてこれまで制作してきた記事を30点ほど見てもらい、「できるだけ早く、二次面接決めますね」と面接官から言われ、その翌日には二次面接が行われました。

今度の面接も小山さんの実績について詳しく質問され、「今専門学校の講師である」ことは全く関係ないように、ライターとして扱ってくれていると実感したそうです。

小山さんの直感通り、適性検査と2回の面接試験を経て、2日後に「内定」の連絡が届きました。

希望通り、フルリモートで正社員、自分の資質を生かせるライター。

おまけに給料も地方都市の賃金基準では叶いにくい好条件。転職活動を諦めなくてよかった、と小山さんは実感したそうです。

求人応募は転職サイト・エージェントから

キャリア志向ママ向け転職サイト・エージェント

キャリアを重視する場合は、女性管理職の実績があるかどうかが重要となります。

いくら子育てのしやすい仕事・職場でも、キャリアアップができずにやりたい仕事ができないのでは、働く意味が感じられないという子育てママも多いでしょう。

せっかく働くなら、キャリアも大切にしたい。そんなママには、パソナキャリアがオススメです。

パソナキャリアは、正社員求人が多く、子育て中でも正規雇用でバリバリ働きたいというママが転職活動を進めやすい転職エージェントです。

パソナキャリアには「女性活躍推進コンサルティングチーム」があり、子育て中の女性でも、希望の仕事に転職できるようにバックアップしてくれています。

実績も豊富なため、過去にワーキングマザーが転職に成功した事例も含めて参考になる情報が得やすいという特徴があります。

家庭重視ママ向け転職サイト・エージェント

家庭を重視するママの場合、フルタイム勤務をあらかじめ想定していない方も多いのではないでしょうか。

できるだけ子どもと過ごす時間を大切にしながら、プラスして仕事も続けたい。

子どもと過ごす時間はかけがえのないものですから、その時間を優先したいと思っているママにオススメなのは、女の転職typeです。

転職サイト「女の転職type」は、エージェントサービスではないため、求人検索が主な目的になります。

ただ、検索する際に子育てママが「それいいね!」と思える検索タグがたくさんあるのです。

「結婚・出産後も安心して続けられる仕事」「残業少ない」「育児と両立OK」「産育休活用あり」など、家庭を重視したいママが求めている求人を見つけやすい仕様になっています。時短可能な求人も多く、家庭や育児を大切にしながら、仕事もしたい!というママにオススメです。

キャリアと家庭の両立を目指すママ向け転職サイト・エージェント

キャリアと家庭の両立を目指すママには、バランス感覚が保てる仕事が必要です。

残業は少なく、でも正社員で、でも子どもの行事に出られるように休みは取りやすく…など、結構条件が増えがちです。

キャリアと家庭の両立を目指すママには、小山さんのように優先順位をつけることをオススメします。

1位、2位、3位と、子どもも仕事も織り交ぜて、自分が一番快適に、そして後悔なく過ごせる条件に順位をつけて行きます。そのあとで、「doda」のような転職エージェントを利用しましょう。

dodaは転職エージェントの中では最大手であり、保有している求人数も桁違い。

女性の求人特集を組んでいるのですが、これが正社員で残業が少ない求人や、休みが取りやすい仕事などを豊富に紹介してくれています。

中には子育てが大変なときは時短社員で、落ち着いたら正社員になれる求人もあるため、転職エージェントに自分の優先順位を共有して、一緒に理想の求人を探すことをオススメします。

まとめ

今回ご紹介した小山さんは、転職後自宅で働くことで、空いた時間に子どもの宿題を見たり、今までの仕事だったら難しかった食後のお昼寝ができたりと、転職して本当によかったと感じているそうです。

朝4時に起きてお弁当と朝食を作り、昼過ぎには睡魔に襲われても今まで休憩できなかったのに、今では毎日体調もよく、子どもと接する時にも笑顔が増えたと言います。

昇給もあり、フルリモートでも全く問題なく働けている小山さんは、38歳にして転職に成功したと言えるでしょう。

転職活動には山も谷もありますが、「軸」があると、何があっても行動がぶれません。

小山さんの場合は優先順位をつけて、それを軸として転職活動を続けることができました。

家庭優先でも、キャリア優先でも、バランス重視でも、転職が今の仕事からの逃げではなく、よりよく暮らすための手段だと思えば、軸が見えやすくなるでしょう。

年齢で諦めたり、子育て中だからと諦めず、転職後の自分と家族の明るい生活を具体的に想像してみることが大切です。

もしも自分だけでは軸が見えない、軸は見えるけどどうやって仕事を探せばいいのかわからないという方は、この記事で紹介してきた転職サイトや転職エージェントを利用してみましょう。

特に転職エージェントの場合は、求人の紹介だけではなく、適職相談にも乗ってくれるため、どんな仕事がいいのかという段階から気軽に相談することもできます。

ワーキングマザーとして転職を成功させるためには、このようなサービスも使いながら、無理なく子育てもできる仕事を見つけていきましょう。

ワーキングマザーの転職~転職体験談と子育て中のお仕事探しのコツ
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