【あぁツラい!】つわりはいつから?いつまで続くの?先輩ママ体験談

つわりって本当につらいですよね。多くの人が経験する妊娠初期のつわり。妊娠はとても幸せなことですが、いつからつわりがくるのか、一体このつわりはいつまで続くのか、心配な人も多いと思います。ここではつわりがいつからはじまり、いつまで続くのか、そしてどんな症状があるのかなどをまとめています。

つわりは個人差が大きく、全くつわりがない人もいます。筆者はつわりが重い方でした。妊娠悪阻(「にんしんおそ」と読みます。点滴などの治療が必要なつわりはこうよばれます。)で入院もしました。そんな私自身の体験談とつわりのつらさを軽減するために試した方法も載せていますので、終わりのみえないつらい毎日を過ごしている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

この記事でわかること
1 つわりはいつからいつまで?
2 つわりのざまざまな症状
3 つわりを少しでも緩和する方法

読むのに必要な時間は約 13 分です。

1. つわりってみんな経験するの?

待ちに待った妊娠。妊娠がわかったらママは幸せいっぱいの気持ちになりますよね。でもそれとほぼ同時にやってくるのが妊娠初期の辛いつわりです。長い妊娠期間の中の最大の試練がいきなりしょっぱなにやってくる感じです。
つわりはみんなが経験するものなのでしょうか?820人のプレママにアンケートをとった結果によると、「中度のつわり」を46%、「軽度のつわり」を30.7%、「重度のつわり」を20.4%の人が経験しています。合計97%もの人がつわりを経験しているんですね。ということは、妊娠したら必ず何かしらのつわりの症状が出ると思っておいた方が良いでしょう。


出典: https://mamab.jp

2.つわりはいつからはじまるの!?

つわりはいつからはじまるのが一般的なのでしょうか。同じアンケートの結果によると、妊娠5週ごろからつわりがはじまった人が22.8%と一番多く、続いて妊娠6週ごろが17.7%、妊娠4週ごろが15.4%、妊娠8週ごろが13.4%となっています。
妊娠5〜6週ごろにつわりがはじまった人が合計約4割という結果です。

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妊娠5〜6週というと生理が遅れて1〜2週間たち、妊娠希望の人は検査薬で妊娠しているか確認するころですよね。ということは妊娠の喜びも束の間、すぐさまつらいつわりの毎日がはじまる人が多いということですね。妊娠4週ごろと答えている人も15.4%もいらっしゃるので、妊娠検査する前に先につわりがはじまってそれで妊娠に気づくという人も少なくないということですね。

筆者が友人数名に聞いたところ、全員妊娠5〜6週ごろにつわりがはじまったそうです。筆者自身も一人目は妊娠5週頃から、二人目は妊娠6週頃からつわりが始まりました。

ちなみにつわりのピークはいつごろなのでしょうか。同じアンケートによると、つわりの症状がピークを迎えるのは妊娠3ヶ月だったと答えた方が74.1%と一番多く、続いて妊娠4ヶ月が49.5%、妊娠2ヶ月が33.5%となっています。週数でいうと、妊娠8〜11週でピークを迎える人がもっとも多いようです。

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筆者の友人も8〜11週だった人がほとんどでした。筆者自身も9〜11週ごろがピークだったので妊娠3ヶ月がピークでした。

3.つわりの症状は?

つわりの症状は人によって本当に様々です。ですが多くの方が経験するのが胃の不調ではないでしょうか。具体的には気分の悪さ、吐き気、嘔吐などです。このつわりは、「吐きづわり」と「食べづわり」にわけられます。
そのほかにも様々な症状があります。

◾︎吐きづわり

吐きづわりとは、空腹時でも食後でも関係なく吐き気を感じる症状のことです。実際に嘔吐する人と、気持ち悪さはあるものの嘔吐はしない人がいます。嘔吐すると体力が奪われますし、水分を摂っても嘔吐を繰り返す場合は脱水症状を起こす場合があります。
嘔吐はしない場合でも、つねに船酔いや二日酔いのような気持ち悪さが続くためとてもつらい症状です。

ひどくなると水すらも嘔吐してしまうため、脱水症状を起こすことがあります。水分も受け付けなくなったら我慢せずに産婦人科を受診してください。尿検査でケトン体が検出されると入院をすすめられることがあります。ケトン体が尿中に出ているということは、体が「飢餓状態」だということです。放置すると危険な状態になる可能性がありますのでたかがつわりだと我慢は決してしないでください。治療は基本的に点滴しかありません。吐き気止めを処方してもらえますが、あまり効果がない場合が多いです。

二人目以降の妊娠だと上の子がいるのでなかなか入院は難しいこともあります。その場合は通院して点滴をしてもらってください。脱水状態だと余計に吐き気が強くなるので、点滴をすると吐き気がマシになることもあります。

◾︎食べづわり

食べづわりとは、空腹時にのみ吐き気を感じる症状です。つねに胃の中になにかを入れておかなければ気持ち悪いため、体重の増加に悩まされる場合があります。
特に吐き気を強く感じるのが朝方です。食べづわりは何かが胃の中にあれば吐き気がマシなので、ちょこちょこ食べがおすすめです。
食べると胃が楽になるものと、受け付けないものが出てくることが多いです。そういう場合は、食べられそうなものを少しずつ口にして試して食べられるものを探してください。つわり中は栄養バランスよりも、何か食べることが大事です。

◾︎においづわり

においづわりとは、妊娠前は平気だったり好きだった特定のもののにおいが苦手になり、ひどい場合だとそのにおいを嗅ぐだけで吐き気を催したり、実際に嘔吐してしまう症状です。つわり中に苦手になる代表的なにおいが、「ごはんの炊けるにおい」です。そのほかにはシャンプーや洗剤、満員電車の中のにおいがダメになる人もいます。食べ物全般のにおいがダメになってしまうと、あたたかいお料理だと余計ににおいが立って食べられなくなったり、料理を作ることが無理になってしまう場合もあります。

◾︎眠りづわり

とにかく眠いという症状のつわりです。日中も強い眠気が続くので二人目以降の妊娠や、仕事をしている人は大変です。吐き気などに比べると楽かもしれませんが、これはこれで辛いです。無理はせず眠い時は寝てください。無理のない範囲でお散歩などおでかけして気を紛らわせると良いかもしれません。

◾︎よだれづわり

唾液が異常に多く分泌される症状のつわりです。唾液過多症ともいわれます。24時間過剰に唾液が分泌されるので、口の中はすぐに唾液でいっぱいになってしまいます。飲み込めればまだ良いのですが、唾液が胃の中に入ることで余計に気分が悪くなったり、嘔吐してしまう場合もあります。
筆者もよだれづわりに悩まされました。寝ていても唾液の分泌は止まらないので、仰向けに寝ていると口の中に唾液がたまって溺れそうになる感覚で目が覚めたこともありました。横になるときはタオルが手放せませんでした。

よだれづわりは残念ながら産むまで治らないことが多いそうです。(ベテラン助産師さん談)実際私も産む瞬間まで治りませんでした。

◾︎嗜好の変化

食べ物の好みが変化する人も多いようです。苦手だったものが食べられるようになったり、逆に好きだったものを一切受け付けなくなったり、特定のものしか食べられなくなったりします。つわり中は栄養バランスよりも食べれるものを食べることが大切です。お腹の赤ちゃんのために栄養のことが気になるとは思いますが、つわりが終わってからでも大丈夫です。
無理はせず食べられるものを食べましょう。あまりに高脂肪、高糖質ものしか食べられない場合などは、できる範囲で野菜を取り入れれば大丈夫だと、筆者の担当医に言われました。

◾︎頭痛

妊娠中は初期以外でも頭痛に悩まされる人が多いですが、つわりの症状のひとつとして頭痛を感じる人がいます。貧血や脱水なども頭痛の原因となりますので、鉄分や水分を充分摂ることが大切です。

◾︎倦怠感

体がだるいという症状です。ほかにつわりの症状がある人はそれらの症状と影響しあってさらに倦怠感を感じてしまうこともあります。
だるいというだけで、何をするにも億劫になりますよね。

◾︎便秘

妊娠すると便秘になってしまう人が多いです。これは妊娠すると分泌されるホルモンの影響で腸の動きが悪くなるからだと言われています。便秘になると腸にたまった便によって胃が圧迫されて、余計に吐き気を感じる場合があります。食べられる量が減ると便が作られる量も減るので余計に便秘になってしまいます。

◾︎下痢

便秘とは逆に食べたら下痢をする人もいます。便秘になる人よりは少ないかもしれませんが、筆者の友人がつわり中何か食べたらそのあと必ず下痢をしていてつらそうでした。

◾︎ガスだまり

妊娠すると便秘になるのと同じ原因で、腸の中にガスがたまってうまく出せなくなる症状です。これもガスによって胃が圧迫されるのでさらに吐き気を誘発してつらいです。

◾︎のどづわり

喉に何かが詰まったような、引っかかって取れないような違和感を感じる症状です。筆者も一人目のつわりで経験しました。筆者は梅干しの種のようなサイズのものが喉にくっついている感覚がありました。友人は鶏胸肉のかたまりが引っかかって取れないような感覚だったと言っていました。原因は不明なようです。実際には何も詰まったりしていないので、水を飲もうが何をしようがその違和感はなくなりません。
私はいつの間にか治っていました。

4.つわりが治まるのはいつ?先輩ママの体験談

820人のママにアンケートをとった結果によると、妊娠5ヶ月でつわりが治まった人が最も多く(35.6%)、続いて妊娠4ヶ月(18.5%)、妊娠6ヶ月(14.8%)、妊娠7ヶ月(9%)となっています。


出典: https://mamab.jp

筆者は一人目のつわりは妊娠6ヶ月頃に、二人目のつわりは妊娠5ヶ月頃に治りました。友人や家族に聞いてみたところ、全員妊娠4ヶ月〜6ヶ月に治まったようです。よく胎盤が完成する12〜16週頃にはつわりが終わると言われていますが、12週でつわりが終わった人は残念ながら筆者のまわりにはいませんでした。筆者自身の経験も含めて15週を過ぎないと治まらないという印象です。
でも早めにつわりが終わる人もいますので、希望は捨てないでくださいね!

筆者の友人アンケートの回答です。

友人A
「5週目からつわりがはじまって、ピークは8〜11週だった。症状は、食べるたび下痢、ムカムカ、嘔吐、臭いに過敏になった。13週に入ったらピタッと軽くなった。」

友人B
「2ヶ月目から始まり、ムカつき、喉づわり、とにかく食べてる最中以外気持ち悪かった。6ヶ月くらいには治まった」

友人C
「一人目は7週ぐらいから始まって、二人目は3週ぐらいからだった。
ピークは、一人目は10週から12週ぐらい。二人目はピークは特になかった。
症状は、一人目は吐き気と食べづわりで二人目は気分が悪かった。
つわりが治まってきたのは、一人目は18週ぐらいまではあったと思う。二人目は覚えていない。」

友人D
「8週目からはじまり、ピークは13週目。つわり自体は軽くて、吐いたのは1回だけだった。匂いがダメで、アロマとかトイレの芳香剤とか満員電車が気持ち悪くなっていた。
あと、大好きだったクッキーが食べれなくなった。バターがダメだったみたいで、ケーキとかも無理だった。ご飯類は普通に食べられていた。
16週目に治まってきた。」

友人E
「一人目もきつかったけど二人目の方が強烈だった。5週目からはじまってピークは10週目。水分も受け付けなくなって、一日中吐いていた。ピーク時は血を吐くほどで入院をすすめられたけど、上の子がいたので毎日通院して点滴してもらっていた。
つわりに効くツボ押しアロマとかマッサージとか試したけど効果なかった。時が過ぎるのを待った。
20週目に落ち着いてきた。」

ちなみに筆者は、一人目は5週目、二人目は6週目からつわりが始まりました。
筆者のつわりを詳しく説明します。

ピークは一人目二人目ともに8〜11週くらいだったと思います。
症状は両方ともほとんど同じでした。まずは食べづわりから始まりました。空腹時が気持ち悪く吐き気がしました。食べると落ち着きますが体調は良くなりませんでした。
そして腸のガスだまりがひどかったです。異常に腸が張り、それによって胃が上の方に圧迫されてさらに吐き気を誘発しました。

1〜2週間すると食べられるものがどんどん限定されていきました。最初の方はマクドナルドのポテトやハンバーガーなど、塩気の濃いものでないと食べられなくなりました。でもすぐに揚げ物や油物を食べると吐き気がするようになりました。食べられそうなものを少量ずつ口にしていましたが、8週目くらいについに食べたものを吐くようになりました。食べづわりが追加されたのです。

こうなると24時間吐き気と嘔吐とのたたかいです。ほとんど動くことができなくなり、二回ともこの時期に実家へ居候することになりました。近くに助けてくれる実家があることに感謝しています。

9週目からはピークにさしかかります。次第に水も吐くようになりました。
つわりなのか脱水からなのか、頭痛、めまい、息切れ、音に異常に敏感になる、便秘などの症状もありました。

11週目くらいに二回のつわりとも母から入院をすすめられ、見ている母もつらいだろうし私も毎日点滴に通う方がつらかったので入院することにしました。ケトン体が++だったと思います。

入院中は24時間点滴です。点滴をしてもらうと少しだけ吐き気が治りました。一人目の時は横になるとどの姿勢でも胃が圧迫されて吐いてしまうのでうずくまったり四つん這いになったりして耐えていました。二人目の時は横になって寝られる時間があったので、私の中ではかなりマシに感じました。

一人目は1ヶ月ほどで、二人目は1週間ほどで退院しました。
退院しても毎日吐いていましたが、少しずつ吐く回数は減っていきました。
一人目は20週、二人目は18週くらいで少し症状が軽くなりました。

二人目の時はひどい頭痛がはじまるのと交代でつわりが治まっていきました。この二人目の時の頭痛は出産する瞬間まで消えることはありませんでした。この頭痛も吐き気よりはマシですが、とてもつらかったです。

入院中、先生や看護師さんの「胎盤が出来る12週くらいには落ち着いてくるよ」という言葉を信じて12週に入るのを心待ちにしていましたが、両方とも落ち着くのはもう少し先の話でした。

以上が筆者のつわり体験談です。

中には産むまでつわりがあったという人もいますが、多くの人が妊娠5ヶ月にはつわりが終わります。必ず終わりがあります!そう言われても今つらい最中にいる人には何の気休めにもならないかもしれません。
筆者もピークの時は担当医の「つわりは必ず終わるから」という言葉がちっとも心に響かずただ「そんな気休めはいいから、今のこのつらさを取り除いて!」としか思えませんでした。
でも必ず楽になる時が来ます!

5.つわりは人それぞれ!つらいときはゆっくり休んで !

つわりは人はそれぞれです。筆記はつわりがきつい方でしたので、自分と同じ症状の人の経験を知りたくて毎日ネット検索の日々でした。でもまわりにも、ネットにも、全く同じ症状の人はいなかったですし、出会う人とつわりの話になって聞いているとみんなそれぞれに違う症状に悩まされていました。

今つわりがつらくて毎日ひたすら時が過ぎるのを待っている人は、「産んでしまえば忘れるよ!」なんて言われても「絶対に忘れない!」と思ってしまうかもしれません。
今本当につらいですよね。とてもよくわかります。

でもつわりがあるのは「無理をしないで安静にしていて。」という体のサインかもしれません。つわりがないとどうしても動いてしまいます。筆者のまわりにはつわりが軽くて仕事を続けていた人で、切迫早産になった人が何人かいます。もちろんつわりもなく切迫早産にもならない人もいますが、つわりがあるのは体から、つまりは赤ちゃんからのサインだと思ってとにかく安静にしてゆっくり休んでください。

仕事や育児などがある人は無理のない範囲で出来ることだけをしてください。今は昔よりはつわりに対する理解があるとは思いますが、中には心ない言葉をかけられて「動かなければ」とプレッシャーを感じている人がいるかもしれません。

そんな言葉は気にしないでください。つわりの症状は妊婦さんの数だけあって、その感じ方もその人にしかわかりません。ご自身がつらければ何も気にせず休んでください。

妊娠初期はまだ流産のリスクが高い時期です。お腹の中で赤ちゃんを育てるということは、本当に凄いことです。毎日ママの体は劇的な変化を繰り返しているのです。
何も出来なくても、赤ちゃんをお腹の中で大きくしてあげることはママにしかできない何よりも大切な仕事なのです。

6.先輩ママが実践!つわり乗り切りアイデア

先輩ママとしてなんてなんだかおこがましいですが、二回のつわり経験者として筆者自身の試したものを中心につわり乗り切り法をご紹介させていただきます!

◾︎水分を摂る

これは乗り切りアイデアというよりは、絶対すべきことです。妊娠中特につわり中は水分を充分摂ることを忘れないでください。
水の味がダメなら、お茶。お茶もダメならジュースでもオッケーですし、お料理からも水分は摂れますので、ご自身にあった方法でたくさん水分を摂ってください。

◾︎夜寝る時に横になったまますぐに食べられるものを手の届くところに置いて寝る

筆者のつわりまずは食べづわりから始まります。2週間ほどすると吐きづわりもミックスされます。ですのでつわりが終わるまでつねに空腹時は猛烈な吐き気と嘔吐が続きました。食べづわりがミックスされるようになると食べてもそれを嘔吐してしまいますが、空腹時に嘔吐するよりはまだ楽でした。空腹時の嘔吐は吐くものがだんだんなくなり血や胆汁を吐くようになり、食道炎のような症状も出てきてとてもつらかったです。
なので空腹が大敵でした。

そこで夜寝室に行くときに小さなおにぎりを何個かタッパーに入れて手の届くところに置いて寝ました。夜中や朝方、吐き気で目覚めるとすかさずそれを食べていました。
私はおにぎりが胃が落ち着いて良かったのですが、ビスケットやクッキー、飴やガムなど自分に合うものを探して下さい。
夜中に食べるのは虫歯の心配がありますので、吐き気がつらすぎる時だけにして、歯のケアを忘れないでください。筆者は歯磨きするだけで嘔吐していましたので歯磨きをサボってしまい、虫歯ができてしまいました。

◾︎空腹時に嘔吐しそうなときは吐く前に水をがぶ飲み!

空腹時の嘔吐は体力を消耗しますし、胃や食道へのダメージも大きいです。でも容赦なく襲ってくる吐き気!そんな時は冷水を吐く直前にがぶ飲みして、その水を吐くという形にしていました。つらいのはつらいですが、吐くものがあるというだけで少しは楽だったと思います。

◾︎あたたかい料理は冷ましてから食べる

あたたかいお味噌汁やスープは食べられなくても、それが冷めていれば食べられたりします。水分を摂ることは大事なのでお料理からも水分を摂りたいところです。筆者は冷めていればお味噌汁などの汁物が食べられたので冷ましてから食べるようにしていました。

◾︎食べられそうなものを凍らせてみる

そのままでは食べられないものでも凍らせると食べられるものがあったりします。筆者の場合は八朔(はっさく)を凍らせたものが食べやすかったです。果物やゼリーなど凍らせやすいもので試してみたら食べられるものがあるかもしれません。

◾︎食べる前に白湯を飲む

吐き気や嘔吐で胃が疲れてしまって食べるのがつらい時は、食べる前に白湯を飲むと胃が楽になりました。

◾︎生姜を摂る

つわりに生姜が良いと知り、母に生姜シロップを作ってもらいました。私はその時つわりのピークだったため胃炎のように胃が荒れていて痛かったので、残念ながら効果はなく生姜自体受け付けなくなってしまっていました。
ですが、つわりが始まる前から作って準備しておけば症状が軽いうちに摂れますし、効果が得られたかも知れません。残っても生姜焼きなどのお料理に使えますので、作っておくと良いかも知れません。

引用: https://192abc.com

◾︎とにかくその時食べられるものを見つけて食べる!

食べづわりにしても吐きづわりにしても食べることがとても大切です。「たとえ食べてすぐ吐いてしまったとしても、10食べて10出てしまうわけじゃない」と助産師さんに言われました。
なのでよっぽどにおいだけで無理だと思うもの以外は頑張って食べてみるようにしていました。あたたかいと無理でも冷めていれば食べられたり、揚げ物なんて無理だと思っていても意外と食べられてしかも吐かなかったりもしました。
つわり中は食べてみてはじめて食べられるんだとわかる食べ物があるものです。つらいとは思いますが、少しずつ試してみたら何か食べられるものがみつかるかも知れません。

◾︎葉酸サプリを飲む

つわりにはビタミンB6が効くとよく目にするので藁をもすがる想いでサプリを探しました。色々調べた結果、ベルタの葉酸サプリを購入しました。保存料・着色料・香料などが無添加で、鉄分も含まれているのでこちらを選びました。(筆者は貧血でしたので。)正直つわりの軽減に効いたかはわかりませんでしたが、妊娠する前からきちんと葉酸を摂っていればもう少しつわりが軽かったのかも知れません。つわりに効かなくても食事がろくに摂れない場合はサプリから栄養が摂れるなら試してみるのもアリかなと思います。

◾︎吐き気に効くツボを押す

つわりに効くツボがあると知り、すぐに試しました。内間(ないかん)というツボは手首のシワから肘にむかって指3本分のところにあります。内間が一番すぐ押せる場所にあるので、吐き気が襲ってきたら指でぐっと強く5〜10秒ほど押していました。押すと吐かずにやりすごせたことが何度かありました。効かないこともありましたし、効果は人それぞれですが、参考にしてください。

出典:https://iku-share.jp

◾︎水筒に冷水を入れてつねに近くに置いておく

筆者は氷をたくさん入れた冷水を飲むと吐き気が和らいでいました。つねに傍らに置いておきたかったのでストローつきの水筒に水と氷を1:1で入れていました。本当は胃や身体はあたためた方が良いのですが、その時は冷水が一番楽になりました。

◾︎抱き枕で胃の圧迫を防ぐ

つわりのピーク時は横になることができませんでした。仰向けでも横向きでもましてやうつ伏せなんて特に胃が圧迫されて、それだけが原因で嘔吐につながるのです。一人目妊娠後期に大きくなったお腹がつらくて抱き枕を購入しました。するととっても横向きで寝るのが楽になったんです!そのとき「つわりの時から使っておけば良かったー」と思いました。ですので二人目妊娠中のつわりの時には初期から抱き枕を使っていました。胃の圧迫がつらい人は試してみてくださいね。

◾︎マスクをする

これは友人がしていたつわり対策です。苦手な匂いを軽減するためにマスクをしていたそうです。
逆に好きなアロマの香りがあればそれをマスクに付けておけばさらに苦手なにおいをシャットアウト出来そうですね。

◾︎漢方を飲む

産婦人科ではつわりで受診するとよく漢方が処方されるようです。妊娠中は飲めるお薬が限定されるので、副作用が少ない漢方は安心して飲めますよね。つわりは自律神経とも関係しているのではないかと言われていますので、漢方で自律神経を整えるとつわりに効くかもしれません。
ただし漢方専門のお店で処方してもらうとかなり費用がかかります。筆者は費用面がネックで漢方は試せませんでした。

◾︎整骨院などで骨を整える

骨盤の歪みとつわりに関係があるという説があるそうです。妊娠すると骨盤の中に赤ちゃんを収めるために骨盤を広げるホルモンが分泌されます。もともと骨盤に歪みがあると、そのホルモンの分泌量が増えるためつわりも重くなるそうです。(筆者の通う整骨院の院長談)
筆者はもともとの骨の歪みが尋常ではありませんでした。今、3人目妊娠に向けて背骨の歪みを治すために整骨院に通っています。背骨の中には神経が通っているので、背骨の矯正って大事だなぁと知りました。
一人目妊娠前に骨を治していれば良かったなぁと思っています。
これから妊娠を考えている人は骨を整えてからにすると、つわりや腰痛が軽くすむかもしれません。妊娠中でも施術してくれる院も増えてきています。

ただしつわりの原因は明らかになっていないので、自律神経や骨盤との因果関係も医学的に証明されているわけではありませんので、ご自身で判断してください。

◾︎髪を短くする

吐き気がひどいとお風呂やシャワーに入るのも苦行のようです。湯気でも気分が悪くなりますし、体力も使います。お風呂から上がったらとりあえずリバース、ということも多かったです。そんな状況で髪が長いとドライヤーで髪を乾かすというつらい作業をしなければなりません。そこで筆者はつらいつわりの中必死の想いで美容院に行きショートヘアにしました。夏であればタオルドライだけでオッケーです。嘔吐する時にロングヘアだとまとめておかないと髪が汚れてしまいますが、ショートヘアにしておけばいつ吐き気に襲われても髪を気にする必要もないですしね。
大変だと感じる作業は、しなくて済むように工夫すれば楽になりますよ。

◾︎つわりが終わったらやりたいことを考えて前向きになる!

つわりのピーク時はお布団から出ることすら出来ませんでしたので、スマホで「つわり」「いつまで」と検索しまくっていました。早くつわりが終わった人のサイトを見ると希望が見えるのですが、わりと「産むまでつわりがありました」という人のサイトもあり、それを読むと怖くなりました。そんな時は気持ちを切り替えて「つわりが終わったら何をしようかな?」と、前向きに考えるようにしていました。「今は食べられない〇〇を思いっきり食べたい!」とか「映画をみにいきたい!」とか、楽しいことを考えて過ごすようにしていました。

◾︎思い切ってお出かけしてみる!

つわりは案外気持ちから来る部分があります。たとえば仕事をしている人は仕事中は吐かずにがんばれるけれど、帰宅したらグッタリで吐いてしまったり。
筆者はつわり中にたまたま結婚式に呼ばれることが多く、近しい人だったので無理をして出席しました。するとあんなに毎日吐いていたのにその日は吐かなかったんです!
つらくてなかなか外出しようという気にならないとは思いますが、外に出て人と会っている方が症状が軽くなる場合もありますので、思い切ってチャレンジしてみる価値はあると思います。

◾︎家事は最低限しかしない!

筆者の場合はつわりのピーク時は自分のことすら出来ないほど衰弱してしまうので、実家にお世話になっていました。ピークが過ぎて自宅に戻りましたが吐き気はしばらく継続していましたのでつらかったです。もともと無理はしない性格というのもありますが、もう開き直って家事はほとんどしていませんでした!なんとか洗濯はしていましたが、本当にそれくらいしかしていませんでした。二人目妊娠中は上の子がいますので一人目の時より大変でしたが、食事に関しては家族に頼りまくって、子供のお風呂は夫の帰りを待って入れてもらい、買い物も夫に仕事帰りに買ってきてもらっていました。私がしていたのは洗濯と子供に食事を食べさせることと愛犬の世話くらいでした。

7.まとめ

いかがでしたか?
つわりは5〜6週目からはじまり、16〜19週頃に終わる人が多いようです。
5週からはじまったとして、19週まで続いたとすると15週間。平均でも約4ヶ月間…。長い人はもっと…。ホント終わりが見えないこのつらさ…。

筆者は結婚した当時、子供は3人ほしいと思っていました。ところが一人目を妊娠した時のつわりのすさまじさに、妊娠を後悔したほどでした。でも兄弟をせめて一人は作ってあげたくて、「次はつわりが全くないかも!」と淡い期待を胸に二人目を妊娠しました。期待はサラッと裏切られ、一人目よりは少しマシだったものの、それでもまた入院するほどのつわりがやってきました。その時の入院中に「もしこの子が男の子でも、もう絶対にこれで打ち止め!!」(私は女の子希望でした)と夫に断言しました。もう妊娠は二度とごめんだと心の底から思ったんです。

でも…。生まれてきた二人目も男の子でしたが、赤ちゃんって本当に可愛くて可愛くて。そして兄弟って良いなぁと思いました。
そんなこんなで、私は今3人目がほしいなぁと思っています。二人目のつわりからは一年ちょっとが経ちました。夫には「あのつわりを経験してよくそんな風に思えるね!」と驚かれています。しかも私はもともと子供が苦手だったんですよ。

私が言いたいのは、いつか必ずつわりには終わりが来るし、いつか笑って話せる時が来るということです。すさまじいつわり体験は時が経てば話のネタになります!

そして赤ちゃんが生まれてきたらその可愛さに一瞬でつわりのことはふきとびます!
その日が来るまで、この記事を読んでくださったあなたやあなたの大切な人の妊娠生活が少しでも快適になりますように。その手助けの一つにしていただければ幸いです。

ライター名
Emi