共働き夫婦の実情!子育てと仕事を両立してHAPPYになる方法

この記事でわかること
1.共働きのメリットとデメリット
2.共働きと子育てをうまく両立させる方法
3.共働き生活をハッピーにする心得

不況が叫ばれる現在、共働き夫婦は1000万世帯を超えているといわれています。
共働きなら、マイホームのローンは早く返済できるし、旅行に教育費に十分なお金をかけることもできるのです。しかし、ちょっと待ってください。そんな夢のようなパラダイスの影には日々の子育てを犠牲にしなくてはならない現実が待ち受けています。共働きと子育てを天秤にかけて、そのはざまで心揺れ動く夫婦たち。子どもの一番かわいい時期に一緒に居てあげられない罪悪感を持ったり、子どもが病気になった時仕事に穴をあけてしまうかもしれない不安感を抱いたり。その心の揺れは折り重なり、夫婦の上にふってくるのです。さあ、今回は共働き夫婦のみなさんに、そんな不安をとりはらう子育てと仕事を両立してうまくやっていく方法をお教えします!

1.共働きの実情

あなたの家庭は共働きですか?どうして共働きを選んだのですか?という問いに対しての答えは、やはり、金銭的問題で共働きという答えが一番多いのではないでしょうか。
裏を返せば「できれば働かず子どもと一緒に過ごしたい。」ともとれるわけです。長引く不況のため、やむなく共働きをしている家庭が多くなっているのが実情のようです。
夫婦だけならゆとりある毎日でも、子どもができると教育費、家を購入するとローン返済と毎月の支出は増えるばかり。自分達の生活のクオリティを上げるというよりは生活のために働かないといけない主婦が増えているのが実情です。

■子育てママの共働きの割合

労働力調査のデータは共働き夫婦世帯は1,389万世帯。専業主婦世帯の745万世帯に比べるとおよそ2倍弱です。全体の60%を占める割合となっています。平成9年頃から、共働きは増え続けています。今や夫婦のスタンダードな形と言えるのかもしれません。

■共働きの世帯年収

人には聞きづらい共働き夫婦の世帯年収。ここでは隣の共働き夫婦のお財布事情を覗き見しちゃいましょう。そもそも世帯年収とは日本において同一住居で生計を共にしている家族や、同棲と一人暮らしなども含めた家庭の年収合計のことをさしています。総務省「家計調査(家計収支編)」によると、夫婦共働き世帯(世帯主平均年齢46.5歳)の平均月収は57万909円。年収に換算すると685万円。これはボーナスを含めた額ですので、毎月の手取りになると年555万となり、ここから税金等を差し引くと振り込まれる額はもっと少なくなります。

■共働きのメリット・デメリット

子育て中のママの永遠の悩み「共働きと専業主婦はどちらが良い」を検討するためにここでは共働きのメリット・デメリットを考えてみましょう!

メリット
・お金の余裕ができる。
・将来受け取る年金が高い。
・収入源が二つある安心感。
・ママの社会性が身につく。
・お互いの大変さを理解できる。
・子育ての気分転換ができる。
・子どもの自立性が高まる。
・貯蓄がしやすい。

デメリット
・社会保険料の負担が増える。
・保育料など支出が増える。
・かわいい盛りの子どもと一緒にいれない。
・家事、育児が思い通りにいかない。
・学校行事に参加しにくい。
・子どもの病気の時の対処に困る。
・夫婦のストレスによる喧嘩が増える。
・職場での肩身が狭い。
・子どもの送り迎えが大変。
・家計管理が甘くなる。

メリットは主に金銭面の不安がなくなることによって心の余裕ができ幸せな気持ちになれるということが一番にくるのではないでしょうか。デメリットは子どもや夫に対しての感情のもっていき方が難しいということが総じて言えます。例えば、夫に対して私ばかりやっている、子どもに対してして申し訳ない、職場の人に対して下手に出なければならないなどです。これらをクリアすることが共働き夫婦が幸せになる鍵となってくるようですね。あなたがどのような生活を望むのかという心の整理の参考にしていただけたでしょうか。

2.共働きと子育てを両立するには

先ほどのメリットデメリットからもわかるように仕事と子育ての両立は大変なことがいっぱいあります。まずは時間が足りない、体力気力がなくなるなど。それらはもちろんのことですが、一番大切な子どもとのコミュニケーションが不足して「これでいいの?」という不安に襲われる毎日の葛藤が一番苦しいのかもしれません。
そんな気持ちを一掃して明るく楽しくやりたいですよね。そこでより安心感のある毎日のために他のワーキングママが実践している仕事と子育て両立の秘訣をお教えいたします。

■保育園の預かり時間の長いところを選ぶ

ワーキングママがよく遭遇する困った場面のひとつ。残業で保育園のお迎えに行けないということがあります。この場合、自分の親にお迎えを頼むなどの対処法はありますが、両親が遠方の場合は無理ですし、いつでも頼めるという安心感はありません。そこで保育園の預かり時間の長さに注目です。スタンダードな保育園は朝7:00~18:00くらいまでですが、19:00頃まで長時間預かってくれるところがあります。延長料金を支払えば20:30くらいまでの延長をしてくれる園もあるようです。もしもの時の安心感のためにできる限り預かり時間の長い保育園を探しましょう。その場合は費用面で高くなる可能性もあるのでしっかり確認は忘れずに。

■親のどちらか・できれば両方が時短の職に就く

仕事と子育てを両立する上で労働条件を工夫することは非常に大切で自分達の負担軽減につながります。終業時間を1時間早めることができるとずいぶん楽になります。入社時の条件で時短勤務の正社員という働き方もあるようです。子どもができたら労働条件も考えて転職するという選択肢もありますね。理解ある職場選びを夫婦で模索してみましょう。

■周囲の援助を得る

パパママのどちらかが仕事を早く切り上げることができない場合、周囲の援助をお願いすることも考えてください。その場合、お金を支払って助けを探すことから、身内にお願いするなどその選択肢も様々です。まず、真っ先に頭に浮かぶのはお互いの両親です。一番預けて安心な場所と言えるでしょう。子どもも懐いていますし体調不良の時などイレギュラーにも対応可能なので仕事を休まずに済みます。仕事中に連絡をとって子どもの様子を知るなどメリットはたくさんありますね。しかし親と言えども別所帯の人です。お願いする場合はそれ相応の礼儀をもって対応するほうが後々良さそうです。
その他にはベビーシッターにお願いする、という方法も。これにはもちろん高めの料金が発生します。しかしどうしても仕事復帰しなくてはならない時、保育園の待機児童になってしまった場合などにはこのベビーシッターという手があることも心に留めておいてください。メリットは時間指定ができたり信頼のおける人を指名することができるということが挙げられます。

■家事はなるべく手を抜く(家事代行サービスも利用する)

共働き夫婦の家事分担はストレスばかりで悩みの種という声をよく聞きます。いろいろな思いを割り切って徹底的に家事の手を抜きましょう。まずは食洗機の購入。これで一気に食べた後の片付けがスピードアップ。お掃除ロボも使ってみましょう。朝、ひとりでうごいて埃をとってくれますよ。とにかく楽になりましょう。それでもまだ自分でやらないといけない部分はたくさんあって手がまわらなくなるものです。そんな時は家事代行サービスがあるのをご存知ですか。家事代行サービスはだいたい1時間あたり2千円強で利用可能です。大掃除レベルの徹底した掃除をしてくれるとあって好評です。私たち素人の1時間とプロの1時間は全く違います。これでふたりの気持ちが晴れて穏やかになれるならお安い買い物かもしれません。

■ファミリーサポートに登録する

ファミリーサポートとはお住まいの市町村が運営している子育て支援事業です。子育ての応援をしたい人と手助けを受けたい人をつなぎ合わせてくれるサービスです。利用する前に面談があるので安心して利用できますね。これはお住まいのエリア毎に事業所があり事前登録が必要です。利用料は自治体ごとで決められているので調べてみましょう。

■病児保育に登録しておく

保育園に通っていても子どもが熱を出した時は預けることはできません。他の子に移ってしまうこともあるため最低2日は休まないといけません。でも仕事は待ってくれません。家や職場の近くにある病児保育に登録しておきましょう。当日予約をしても定員がオーバーしている時は利用できません。そのため複数の病児保育に登録しておくことが大切です。大切な我が子を預ける所ですから登録する前に見学などして管理体制がしっかりしているかを確認しておきましょう。

■ネットスーパーや宅配サービスの利用

買い物の手間を省くためネットスーパーはかかせません。店舗以上の品揃えのあるネットスーパーもあります。夜、ゆっくりと買い物できますし特売品もきちんと特売品の値段で購入できるので損をした気分にもなりません。おまけに宅配時間も選べるのでワーキングママの帰宅時間に合わせて品物が届くようにもできるのです。また、献立を考えなくて良い買い物しなくて良い食材宅配サービスもお勧めです。野菜がすでにカットされていたり調味料も全部そろっていたりするので何も考えずに作り方をみて作ればおいしいご飯が20分もあればできてしまうのです。これもワーキングママからの絶大な支持を得ているサービスです。

こちらの記事ではネットスーパーの上手な利用方法をご紹介!
ぜひ参考になさってくださいね♪
https://mama-corde.com/2018/09/17/3879/

3.心得として

幸せな共働き生活は夫婦の心の持ちようが重要になってきます。お互いが働く理由を納得し、相手の立場を尊重することが大事です。自分ばかりやっている、などと自分の立場のことばかり考えだしたら要注意です。相手が楽そうにだらけていると思ったら「上手に自分を癒しているんだな、私もそうしよう!」と思うようにしてみてはどうでしょうか。

■一人の時間が確保できるときは徹底的に自分を甘やかす

一人の時間を積極的に作りましょう。職場でのストレス、家庭でのイライラは小さいうちに解消するのが一番です。ヘアサロン、ネイルサロン、マッサージにエステなどなど。
行きつけの店でゆっくりすごして自分を甘やかしましょう。月に一度は夫に早く帰ってもらい子どもの世話を任せて、友人と飲みに出かけるなど、リフレッシュする方法は沢山ありますね。

■子供と一緒に楽しめる趣味を見つける


休日、あなたはどう過ごしていますか?休みの日くらいは我慢させている子どもと一緒に過ごしたい、だけど私にだってやりたい事はあるのよという気持ちになりますよね。
ここで提案!子どもと一緒に楽しめる共通の趣味をみつけたら一石二鳥、同じ時間で大人も子どもも楽しめるというのはいかがでしょうか。例えばスキースノボー、登山、キャンプ。インドアが好きな方は楽器を習って一緒に練習、コンサートで発表。想像はふくらみます。楽しい親子関係も期待できそうですし、何よりお互いの気持ちが満たされて良いことばかりです。

■子供が翌日急に風邪を引いた場合を想定して備えておく

今日いくら元気でも翌朝熱が38℃なんてことは日常茶飯事の子ども時代。ワーキングママにとっては普段から多忙な朝に病児保育の手配、病気の時用の用意をプラスするだけでも
目がまわってしまいます。あわてふためく前に、その時に備えて病児保育用の用意は必ずしておきましょう。これひとつだけでも手間がはぶけたら格段に準備がスムーズに進みますね。

4.まとめ


今回は共働きのご夫婦がHAPPYになれる方法をあらゆる角度からご紹介しました。
子どもを保育園に預ける時期は一生続くものではありません。とても大変な時期ではありますが少しでもワーキングママが明るく健康的に過ごせるようにと願うばかりです。お願いできるところはお願いしたり、自分で準備できるところは賢く周到にやっておけば一日一日のHAPPYが積み重なっていきます。そしていつかワーキングママを続けて良かったと思える日が来るように。また、明日からその日その日の絵を描いて進んでいきましょう!

ライター:清水