新生児が寝ない!悩んでるママさんとご家族にぜひ読んで欲しい原因と対処法

この記事を読んでわかること
・新生児が寝ない理由と対処法
・寝かしけアイテム
・新生児の生活リズム

 

妊娠、出産という大仕事を終えて、待ちに待った赤ちゃんとの生活がスタート。だけど、赤ちゃんが全然寝てくれない!どこか具合でも悪いのでは?と心配や疲れでいっぱいになってしまっているママもたくさんいるのではないでしょうか。新生児が寝ないことはよくあります。ママ自身も出産直後は子宮が完全に回復しておらず、傷口が痛んだり、慣れない育児で疲れてしまいます。今回は、ママが抱える悩みのひとつ、新生児が寝ない原因と対処法、家族の協力の必要性などをまとめてみました。

1. 新生児が夜に寝ない!?原因

新生児の生活について育児書などを見ていると、「新生児は1日の約7割程度を寝て過ごす」と書かれていることがあります。オムツ替えや授乳以外はほとんどの時間を寝て過ごすイメージです。
しかし、すべての新生児が育児書どおりに行動するわけではありません。
一般的には新生児の平均睡眠時間は16~18時間と言われていますが、個人差が大きく、そんなにたくさん寝ない新生児も多くいます。考えられる原因をいくつか挙げてみます。

■お腹がすいている

産まれたばかりの新生児はまだ上手く母乳やミルクを飲めず、一回の授乳量が少ないからかもしれません。さっき飲んだからと決めつけず、母乳やミルクを与えてみましょう。お腹が空くタイミングにも個人差があります。特に母乳は一度の授乳量が分かりにくいので、赤ちゃんが欲しがるだけ与えてみましょう。また1か月検診の時の体重にも注目しましょう。母乳があまり出てないのに完全母乳にこだわり過ぎていると、赤ちゃんの体重があまり増えていないことがあります。
完全母乳かミルクか、混合にするかはお母さんが決めることですが、母乳の出る量を基準に考えることも必要ですね。

■おむつが濡れている

赤ちゃんは皮膚が薄いために、敏感な赤ちゃんは違和感を感じて寝られないことも考えられます。

■げっぷが出なくて苦しい

ミルクと一緒に空気も飲み込んでしまうことがよくあります。しかし、生まれたての赤ちゃんの胃はまだまだ未熟。飲み込んだ空気をうまく自分で出すことができず、溜め込んでしまうのです。そのため、授乳の度にげっぷをさせてあげる必要があります。なかなか寝ないなと感じたら、抱っこしてげっぷが出ないか確かめてあげましょう。

■うんちが出なくてお腹が張って苦しい

赤ちゃんが、うなることはありませんか?もし、真っ赤な顔になったりうなったりしたら、うんちが出なくて苦しんでいるかもしれません。お腹を「の」の字で優しくマッサージしてあげると効果的です。うんちが出るとすっきりして、ぐっすり眠ってくれるでしょう。
また、綿棒浣腸という方法もあります。綿棒の先をベビーオイルに浸し、2cm程度肛門に入れてクルクル回して腸を刺激します。中に入れすぎないように注意しましょう。
何日もうんちが出ず苦しがるようなら、かかりつけの病院に相談しましょう。

■寂しい、甘えたい

新生児の視力はまだぼやけています。そのため、どこにママがいるのか分からず不安になったり、寂しくなったりする事もあります。ママやパパの抱っこや優しい声かけで安心させてあげてくださいね。

■不安を感じている

夕方になって日が暮れ始めると、泣き始める赤ちゃんがいます。これは「黄昏泣き」と呼ばれています。授乳をしても、おむつを替えても、抱っこしても全然泣き止まず、わけもなく泣き続けてしまうのが特徴です。

■暑い又は寒い

部屋の温度や赤ちゃんの体温も気にしてあげましょう。暑過ぎたり寒過ぎたりすると、快適に眠れないことがあります。特に注意したいのは、冬の暖め過ぎと夏の冷し過ぎ。寒い冬には、つい靴下や肌着などたくさん着せてしまいがちですが、新生児の衣類は大人より1枚少なめくらいがベストです。また、夏場には冷房の温度が低過ぎて体が冷えている可能性もあります。温度が不快なままだと、赤ちゃんはなかなか眠ってくれません。
赤ちゃんの体が冷たくないか、汗をかいていないかなど確認するのも忘れないようにしましょう。

■眠いのに上手く寝れない

外の音が気になって眠いのに眠れないということもあります。感受性の強い子、敏感な子はちょっとガタッとなっただけでも反応してしまうからです。
しかし、逆に普段の生活音があまりにも静かすぎると、眠るときはもっと静かな環境にしなくてはいけないので、普段の生活音に慣れさせておくと、眠るときも多少うるさくても眠ってくれます。

■具合が悪い

新生児など生まれて間もない赤ちゃんは、風邪などの病気にかかっている場合、泣くことがあります。体温を測る他に、ミルクをいつも以上に大量に吐いたり、ミルクの飲む量が極端に少なくなったりなどの変化がないか確認しましょう。
なお、新生児の平熱はもともと高めですので間違えないようにしましょう。普段から体温を計り、赤ちゃんの平熱を知っておくと、熱があるかどうかを正確に判断することができます。いつもと様子が違い、何かおかしい点がある場合には、早めに病院へ連れて行ったほうがよいでしょう。

■理由もなく泣いている

新生児が寝ないで泣く時に、特に原因がないこともあります。ちょっと寂しかったり、甘えたかったりしてお母さんと一緒にいられないなど、少し不安を感じているのかもしれませんね。

2. 新生児の1日!みんなのタイムスケジュールは?

新生児期ママの代表的な1日のタイムスケジュールのイメージ例です。これからの生活の参考にしてみてください。

6:00 a.m 授乳、おむつ交換、朝食作り
8:00 a.m 授乳、おむつ交換、パパ出勤、掃除、洗濯
10:00 a.m 授乳、おむつ交換
0:00 p.m 授乳、おむつ交換、昼食、赤ちゃんと一緒にお昼寝
2:00 p.m 授乳、おむつ交換、夕食の買い出し
4:00 p.m 授乳、おむつ交換、洗濯物片付け
6:00 p.m 授乳、おむつ交換、夕飯
8:00 p.m 授乳、おむつ交換、夕食片付け
10:00 p.m 授乳、おむつ交換、入浴
0:00 a.m 授乳、おむつ交換、ママ就寝
2:00 a.m 授乳、おむつ交換
4:00 a.m 授乳、おむつ交換

*授乳回数などは目安としてください。

この時だけの貴重な時間は愛情たっぷりで接してあげてくださいね♡

3.寝ないときの対処法

■抱っこして安心感を与えてあげる。

新生児でも視覚以外の五感はほぼ完成しているため、抱っこされてママの声を聞いたり、心臓の音を聞いたりすることで安心します。寝ないときは試してみるとよいでしょう。

■昼間の部屋は明るく、夜間は暗くする

昼寝のときにまで照明を消したり、窓のカーテンを閉めたりと部屋を暗くするのは、昼夜逆転の原因になります。新生児の頃から、昼は明るく・夜は暗くして、大人の生活に合わせて睡眠リズムを整えるようにすると、徐々に自然と寝られるようになってきますよ。

■沐浴はぬるま湯にする

沐浴の温度は熱いお湯で入れると、体温が上がり興奮してなかなか寝付けない原因になります。37度ぐらいのぬるま湯で入れてあげるようにしましょう。時間帯は機嫌の良い時間帯であれば何時でも良いでしょう。

■睡眠グッズを活用する

おくるみや大きめのタオルで赤ちゃんの体をやさしく包み込んであげると、安心感を与えて睡眠を促すことができます。

■胎内音やオルゴール音を鳴らす

ついこの間までママのお腹の中にいた新生児は、いつも胎内音を聞いていました。胎内音のCDや、優しいオルゴール音を聞かせてあげましょう。今はYouTubeで寝かしつけに便利な動画がたくさんありますね。

■バウンサー

バウンサーのやさしく心地よい揺れは赤ちゃんの寝かしつけに効果的。
ちなみに、私の赤ちゃんはベビービョルンのバウンサーを愛用しています。

出典:https://babybjorn.jp/baby-bouncers

4.家族の協力も大事

夜に眠ってくれない赤ちゃんのお世話をしていると、ママ自身が寝不足で辛くなってしまいます。寝られなくて辛い時は、パパや祖父母など、頼れる人の手を借りるのも方法です。ママが笑顔で育児を楽しむ為には周りのサポートが最も重要です。

完全母乳のママでも、あらかじめ搾乳しておけば、授乳を代わってもらうこともできますし、夜中の授乳のみミルクを使うというのも1つの手段です。
寝不足のときはママも赤ちゃんといっしょに昼寝をしても良いですね。

大変な時こそ、家族で支え合って家事、育児を分担し合えると良いですね。
妊娠・出産のあとママの体が完全に回復するには、およそ1年かかるといわれています。とくに赤ちゃんが新生児のころは無理をせず、休めるときに休息をとるようにしてくださいね。

5.まとめ

赤ちゃんがなかなか寝なくてイライラするのは、多くのママたちの悩みであり、成長と共に改善されていく問題でもあります。
無理に寝かせようとすると焦って疲れてしまうので、この大変な時期は今だけという気持ちで赤ちゃんとの時間を過ごせれば、赤ちゃんにも安心感が伝わり、自然と眠ってくれるようになるでしょう。泣かない赤ちゃんはいません。生まれたときの産声は、元気で大きければ大きいほど安心しますよね?それと同じで、むしろよく泣く赤ちゃんは元気な赤ちゃんなのです。
ママとして、妻として、いつも完璧に家事や育児をする必要は全くありません。
全てを育児書通りにしようと思わずに、赤ちゃんの個性に合わせて無理をせず、休めるときに休息をとるようにしてくださいね。
新生児の成長はあっという間です。“今しかない”新生児の成長を楽しんでいきましょう。

ライター:LISA