【赤ちゃんの便秘ってなに!?】その予防と対処法を教えます!

この記事を読めばわかること
・赤ちゃん(新生児)の便秘の見分け方
・病院へいくタイミングの見分け方
・効果的な便秘マッサージの方法

 

 

実は、産まれたばかりの赤ちゃん(新生児)は便秘になりやすいということをご存知でしたか?赤ちゃん(新生児)は産まれて間もない頃、まだウンチの頑張り方がわかりません。よく赤ちゃん(新生児)が顔を真っ赤にしながら手足を伸ばし力んだり、泣いたりしているところを見ますよね。

まだ思いを伝えられない赤ちゃん(新生児)の為にも、パパ・ママがその異変にいち早く気付いて適切な対処をしてあげたいですよね。そこで今回は、赤ちゃん(新生児)の便秘とはどんな状態をいうのか、病院に行く目安や自宅でできる対処法などをご紹介していきます。

1.赤ちゃん(新生児)の便秘とはどんな状態?


出典:https://www.babytown.jp/b/

赤ちゃんの場合、便秘の判断は大人のように「何日でない」というものだけではありません。赤ちゃんが機嫌良く過ごしているかどうかが大切になってきます。食欲があり、2〜3日に1度でもすんなり排便ができるようでしたら、それはその子の排便ペースであり便秘ではないでしょう。しかし、便が硬くスムーズに出なかったり、排便時に痛がったりするときは症状が悪化しないように、早めにケアをしてあげましょう!

✔ポイント
・いつもよりウンチの回数が少ない
・排便時に痛がったり、泣いたりする
・ウンチが硬い
・ウンチの量が少ない
・おなからがいつもより臭う
・母乳やミルクを飲みたがらない、すぐに吐いてしまう
・大きな声で泣いたり、機嫌が悪い

また、稀に腸の形や機能に問題があるために便秘になる赤ちゃんもいます。この場合は、1週間以上の便秘が続きます。そのような症状が何度も続く場合は、一度かかりつけの病院を受診しましょう。

2.病院へ行くタイミングは?


出典:https://tamagoo.jp/

『うちの子便秘かも?』と思った場合、どのようなタイミングで病院を受診すれば良いのか迷いますよね。赤ちゃんが少しでも痛そうな様子の場合、『すぐに病院に行くべきなの?』と不安になる方も少なくありません。

ただ、焦る必要はありません。先ほども述べたように、1〜2日排便がなくても元気があって食欲もあれば、自宅でもう少し様子を見ましょう。では、病院を受診するべきタイミングは?
以下に、すぐに病院に行った方が良い場合の症状をまとめてみました。

✔ポイント
・排便時に出血をしている
・お腹が硬くパンパンになっている
・熱や嘔吐があり、ぐったりしている
・産まれた直後から便秘

また、受診時のアドバイスとして、便のついたおむつを持っていくと医師に症状が伝わりやすく役に立ちます。便秘がいつ頃からあるのか、回数や食欲の有無、赤ちゃんの機嫌や症状などを事前にメモしておくとスムーズに受診できるでしょう。

3.ママができる便秘対処法

便秘の兆候があっても、食欲があり元気そうなときは、まずは自宅で便秘の改善対策を試してみましょう。
ここでは、ママが自宅でできる便秘対処法を紹介します!

◆規則正しい生活リズムをつける
大人も、毎日のリズムが整うと排便がスムーズにいきますよね。それと一緒で赤ちゃんの母乳(ミルク)、離乳食、お風呂、睡眠のおおよその時間を合わせ、リズムを作ってあげましょう。規則正しい生活を送ると、自然と赤ちゃんの自律神経も整い便秘の改善に効果的です。

◆水分を多めに与える
便秘の改善には、水分をしっかり与えることが大切です。また、便秘になりかけている状態のときにはすりおろしたりんごを与えてみるのもいいでしょう。すでに便秘になっているときには、5%の砂糖を入れた砂糖水がおすすめです。

風呂あがりのタイミングは、赤ちゃんも喉が渇いているため水分を比較的多く摂取してくれます。そのタイミングで、思う存分飲ませてあげましょう。

◆質の高い母乳を作る
母乳育児の場合、よく産院などから揚げ物や塩分の高い食事を控えるように言われますよね。実はこれって、赤ちゃんの便秘解消にも効果があるんです。ママの食生活が乱れてしまうと、母乳がドロドロになり赤ちゃんの便秘に繋がります。赤ちゃんの為にも、和食中心の食生活を心掛け、母乳の質を向上させましょう!

◆綿棒刺激をする
上記のことを試しても、まだ症状が改善されないときは綿棒刺激が効果的です。
やり方は簡単。綿棒の先にベビーオイルなどをつけて、肛門の約1cmあたりまで入れます。そのあとに、ゆっくりと円を書くように回して刺激を与えてあげます。そうすることで、赤ちゃんはいきみ方を覚えてくれるようになるのです。実はうちの子も、新生児期に便秘になり綿棒刺激を行いました。はじめは少し怖かったのですが、やってみると意外と簡単ですぐに便秘解消の効果も現れました!

ただし、やりすぎると浣腸がクセになり、これをしないと排便をしなくなる可能性もあります。最低でも2〜3日は間隔を空けて行いましょう。

4.便秘マッサージでスキンシップ♪

便秘の赤ちゃんに対する便秘マッサージは、簡単なのに効果バツグンです。病院へ行ったり、薬や綿棒刺激をする前にママの優しいマッサージで赤ちゃんの辛い便秘を改善してあげましょう。また、このマッサージを行うことで便秘の解消だけでなく、赤ちゃんとの効果的なスキンシップが図れます。便秘解消もスキンシップも出来て一石二鳥ですよね。では、その手順を見ていきましょう。

◆便秘マッサージ
手順①『 "の"の字マッサージ』


出典:https://www.babys-room.net/

赤ちゃんのおへそを中心にして、手のひらで"の"という字を描くようにマッサージを行います。ポイントは、あまり力を入れず、優しくしてあげることです。ベビーオイルや、保湿クリームなどを手のひらにつけてあげると、赤ちゃんもよりリラックスできるでしょう。タイミングとしては、授乳後すぐなどの満腹時は避け、お風呂上がりなどに行うと腸への刺激も伝わりやすく、より効果を期待できます!

手順②『5本指マッサージ』


出典:https://www.google.co.jp/

まずは、ママの手のひらで赤ちゃんのお腹を包み込むように置きます。
その状態で、親指から順に一本ずつゆっくり押すように力を入れていきます。この時のポイントも、あまり力を入れすぎずゆっくり行います。この動きを何度か繰り返すことで赤ちゃんの便秘解消に効果が出てきます。

習慣的にこのマッサージをすれば便秘の予防にもなりますし、ママが声に出して数えながらやってあげれば、赤ちゃんとのコミュニケーションもバッチリです!

手順③『自転車漕ぎ体操』


出典:http://odekake-k.com/?p=15998

赤ちゃんを仰向けに寝かせてあげ、両足を持ち上げます。そして、ゆっくりと片足ずつ交互に曲げます。まるで自転車を漕いでるような動きです。お腹に当たらなくても、足の曲げ伸ばし運動をすることで、腸に刺激が伝わります。

ここでは、3つのマッサージ法をご紹介しましたがマッサージはゆっくりゆっくりが基本です!
また、効果をアップさせようと力を入れすぎるのも禁物です。赤ちゃんが、痛がったり嫌がったりした場合はすぐにやめてあげましょう。

これらのマッサージをしてあげれば便秘の予防にもなりますし、毎日のお風呂あがりの習慣にもしたいですね。マッサージを行う際に、ママが動きに合わせて顔を近づけたり歌ったりしてあげると赤ちゃんとのコミュニケーションもバッチリです!

5.まとめ


出典:https://mugyuu.jp/

産まれて間もない赤ちゃん。できることなら、便秘に苦しんで欲しくないですよね。まだ自らの意思を表現できないからこそ、ママ・パパが正確な知識を持って便秘の予防、解消をしてあげましょう。
便秘は自然に解消されることもよくあるので、過度に心配する必要はありませんが、毎日のウンチをよく観察し、赤ちゃんの『健康状態』をしっかり把握してあげましょう。
しばらくしても、良くならない場合には小児科等で診てもらい、適切な処置を施してもらうことも大切です。