【育児と家事をしながらのつら~い乳腺炎とは!?】原因と改善法

この記事でわかること
・乳腺炎の症状とは
・乳腺炎になる原因
・乳腺炎になったら

産後の慣れない育児に追われるママにふりかかる「乳腺炎」という悲劇。赤ちゃんとの貴重な時間なのに、それがストレスに感じてしまう?!実は乳腺炎は、産後2.3週間はなりやすいんです。もしかして乳腺炎かも?!と思ったら、まずは読んでみてください。

今回は、そんな乳腺炎の症状からお話しします。当てはまったら改善法も試してみてくださいね!原因などもふまえた上でご説明しますので、産後のママはぜひチェックしておきましょう!

1.乳腺炎って?

■乳腺炎とは


出典:https://itmama.jp

乳腺炎とは、乳房の細胞が炎症を起こしている状態で、授乳をしているママに起こります。
特に産後の2.3週間がなりやすいですが、授乳中であればそれ以降も乳腺炎になる可能性はあります。

■乳腺炎の症状

乳腺炎の症状は

・おっぱいが痛くなる
・熱を持っている
・腫れている
・赤くなる
・実際に熱が出る
・寒気がする

などがあげられます。
私も乳腺炎になりかけたことがあるのですが、微熱と悪寒がして風邪のときのような感じでした。風邪気味かな?と思ったのですが、おっぱいも痛かったので乳腺炎の症状だったようです。

2.乳腺炎になる原因

■母乳の詰まり


出典:https://192abc.com

乳腺炎になる原因は、主に乳管の詰まりからと言われています。通常母乳は乳管を通じて出てくるのですが、なんらかの原因によりその管の中で母乳が詰まってしまうと炎症が起きるようです。
また、母乳の詰まりによる炎症ではなく、外から細菌が入ってしまって炎症が起きるケースもあるようです。乳首に傷があったり清潔でなかったりするとなりやすいみたいですよ。

母乳の詰まりは、おっぱいが空っぽになるまで母乳を飲んでいなかったり、ママが脂っこいものや甘いものばかりを食べて母乳がドロドロになっているとなりやすいです。食事に気をつけている場合はおっぱいが出し切れてなくて詰まっている可能性が高いので、赤ちゃんが飲んでくれる限りはたっぷり飲ませてあげましょう。乳腺炎になっても母乳をあげることは問題ありません。むしろ飲んでもらった方が早く治りやすくなります!

■母乳のあげ方

しっかり母乳をあげているのに…と思った方は、飲ませ方を工夫してみてもいいかもしれません。乳管はおっぱい全体に放射状に張り巡らされているので、同じ体勢ばかりで飲んでいると飲みにくい角度の乳管が出てくる場合があります。そうするとしっかり飲み切れてない乳管は母乳が余り、詰まりやすくなります。横抱き・縦抱き・フットボール抱きなど様々な抱き方で授乳すると違った角度であげることができるのでよかったら試してみてください♪

また、片方のおっぱいばかりに偏っていませんか?偏っている場合はあげ始めるおっぱいを毎回逆にするのもおすすめです!

搾乳機だと最後まで絞り切れない可能性があるので、赤ちゃんに飲んでもらった方が確実です。もし赤ちゃんが飲む量より作られる母乳の量が多い場合は、あらかじめ軽く搾乳してから赤ちゃんに最後まで飲んでもらいましょう。

■その他

産後は頻回の授乳によりぐっすり眠れなかったり、育児の大変さなどでストレスを感じるママも。それなのに甘いものや脂っこいものも制限されるなんて…ストレスが更に溜まってしまうかもしれません!実はストレスも乳腺炎の要因なんです。ストレスをためるくらいなら、甘いものも少しくらい解禁してもいいかもしれません。

3.乳腺炎になったかもと思ったら

■病院へ行く

あれ?乳腺炎かな?と思ったら、早めに受診することをおすすめします。悪化してしまうと治りにくく、膿が溜まるようにもなってしまいます。出産した産婦人科で相談してみても良いと思います。

病院では抗生物質を処方されることが多いようです。母乳外来などであれば、助産師さんがマッサージをして詰まりを流してくれたりもするようですよ。よく聞くのは、マッサージをしたら母乳がぴゅーっと出たという話です(笑)
ただし、自分でマッサージするのは炎症を広げてしまう可能性もあるのでおすすめしません。

■冷やす

炎症が起きていると熱を持ちやすくなります。腫れて熱があって痛い…というときには熱さまシートなどを貼ってあげると緩和されておすすめですよ!

■十分に寝る

熱が出てしまったりすると特にママの負担が増えてしまいます。子供と一緒に寝て、頻回授乳をするのもおすすめですよ。しっかりと寝て体を休めましょう。

■食事に気を付ける

原因についてのところでも言いましたが、甘いものや脂っこいものを食べすぎると乳管が詰まりやすくなるようです。食べただけでなるかといえばそういうわけではないですが、ほかの要因と重なると詰まりやすさがアップするようなので、過度の食べすぎは気を付けておいた方がよさそうですね。

■水分をよく摂る

水分不足もまた、母乳をドロドロにしてしまう要因になりやすいようです。普段から気を付けるのももちろんですが、乳腺炎になってしまったら特に意識して水分をとりましょう!特に夏場は暑くて汗として水分が排出されるので、思っている以上に水分をとることを気をつけましょう。

■お風呂に浸かる

熱がある時は炎症を悪化させてしまうのでお風呂に浸かったり温めるのは絶対しないでください!
熱が無ければ、乳頭で分泌物が固まって母乳の出を妨げている場合があるのでお風呂に浸かってふやかしてあげるといいようです。お風呂に浸かるとリラックス効果があるので、ストレスの緩和にも繋がります。体が温まっているうちに授乳するとつまりが解消しやすくなるようですよ♪

4.まとめ

産後は家事や慣れない育児に追われて忙しい日々ですよね。そんな中乳腺炎になってしまったら、痛くて授乳もストレスになってしまうかもしれません。授乳は赤ちゃんとママの大事なスキンシップの時間ですから、そうはなりたくありませんよね。
そのためにも普段から乳腺炎に気を付けて生活することが良いようです!おっぱいが張ってるなと思ったら、我慢せず授乳をしてあげましょう♪

ライター:室