【話題の酵素ドリンク】その効果と良い酵素ドリンクの選び方とは?

この記事でわかること
・酵素ドリンクの効果
・酵素ドリンクの飲み方と注意点
・おすすめの酵素ドリンク

 最近では健康ブームや美容ブームの影響で、様々なダイエット法や健康食品がインターネットやSNSで紹介されています。今ブームになっているものの中のひとつが「酵素ドリンク」。酵素ドリンクは様々なメーカーから発売され、レシピサイトで手作りのものまで多く広がっています。一方で、効果がないといったマイナスイメージの口コミなどもネットでは見受けられます。今回は酵素ドリンクの効果や正しい飲み方など、調べてみました!

1.酵素ドリンクってなに?

出典:http://diet-drink-123.com/

■酵素ドリンクとは?

では酵素ドリンクとはどんなものなのでしょうか。わかりやすくいうと、野菜や果物、またはハーブや海藻などの植物を発酵・熟成させて作ったドリンクになります。酵素がそのまま入ったドリンクというよりは、野菜や果物の栄養素が吸収されやすく低分子化された発酵飲料、というのが一般的に言われている酵素ドリンクのことのようです。

健康にいいと呼ばれる食品には納豆やヨーグルト、味噌などなど発酵食品が多くありますよね。この酵素ドリンクも「発酵」がポイントのようです。酵素ドリンクに無知だった私も健康のキーワードである「発酵」が出てきたので、なるほど~と思いました。

さて酵素ドリンクはわかったけど、まだまだ酵素ドリンクに無知な私は、「そもそも酵素って私たちの体にどんな良い影響を与えてくれるんだろう?」という疑問が浮かびあがりました。ということで今度は酵素について、調べてみましたよ。

■私たちに酵素が必要な理由

・私たちが生きていく上で、とても重要な働きをしてくれている酵素
食物繊維やビタミンなどはよく効く言葉だけど、酵素といわれてもピンとこない方は多いかと思います。でも実は酵素はとても身近な存在でした。酵素は動物、植物、微生物などすべての生物の体の中に存在しています。また新鮮な生の食べ物や、発酵食品にも酵素は含まれています。

種類としては約3,000種類ほどもあるようです。でも酵素は乳酸菌のように生き物ではありません。Aという物質をBという物質に変える、触媒という機能をもったたんぱく質なのです。

例えば、私たちの唾液の中には「アミラーゼ」という酵素があります。アミラーゼはでんぷんを糖に分解してくれます。また小腸から分泌されてる「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素があります。プロテアーゼは、タンパク質をアミノ酸に分解します。

さらに「リパーゼ」という酵素は脂質を脂肪酸に分解してくれる働きがあります。このように様々な酵素が、私たちが口にした食べ物を必要な栄養素に変えてくれるおかげで、体内に吸収されることができるのです。私たち生物は酵素なしには生きていくことができません。

・酵素の種類にはどんなものがあるのか
酵素の種類には潜在酵素と食物酵素があります。
ではそれぞれの特徴について紹介したいと思います。

【潜在酵素】


潜在酵素とは体内で作られる酵素のことを言います。最近の研究では、酵素を作る能力には一人ひとり限界があるということがわかってきたようで、潜在酵素は一生のうちに体内で作られる一定量の酵素のことをさします。

またこの潜在酵素は「消化酵素」と「代謝酵素」の二つがあります。消化酵素は、私たちが食事をしたときの食べ物を消化分解し、栄養分を体内へ吸収するために働く酵素になります。先ほども書きましたが、私たちの唾液の中にはアミラーゼというでんぷんをブドウ糖に分解してくれるアミラーゼという酵素があります。このアミラーゼが消化酵素の一つになるんですね。

では次に、潜在酵素のもう一種である「代謝酵素」について説明させていただきます。代謝酵素は消化酵素が分解してくれた栄養分が体内に吸収された後、それを体中の細胞に届けて、有効に働くように手助けをする役目をしています。(新陳代謝)

また、体内の毒素を汗や尿として体外へ出す働きや、体の悪い部分を治癒し、病気を治したり、さらには免疫力を高める働きなども担っています。

【食物酵素】


潜在酵素が、体の中から作られる酵素だったのに対して、食物酵素は体の外にある酵素になります。食物酵素は主に、野菜や果物、生の肉など加熱されていない食べ物や、みそや納豆などの発酵食品に存在しています。

食物酵素が含まれた食べ物と、その他の食べ物を一緒に食べると、消化が助けられるといった効果があります。

・酵素が不足すると、どのようなことが起こるのか
前でご紹介した酵素の働きを理解すると、酵素不足が起こった際、様々な問題が発生するということは想像できますよね。今回は消化酵素の面から、酵素不足でどんなことが起こるのか具体的な例をご紹介したいと思います。

私たちが食べ物を食べたとき、アミラーゼという消化酵素によってデンプンがブドウ糖に分解される事はすでにお伝えしました。私たちの体はデンプンのままでは体に吸収されず、
エネルギーにはなりません。アミラーゼが不足すると、分解されなかった糖がそのまま
血液の中を漂うことになります。これがどろどろの血液の原因になり、血液が汚れてしまうというわけです。

血液がどろどろ汚れていると、いろいろな病気の原因になりますよね。このことは、デンプンに限らず、たんぱく質や脂肪を分解する消化酵素が不足することによっても同じような体の不調につながるということがいえます。

そして酵素不足を起こしてしまう原因が、食べすぎや酵素の含まれていない加熱された食品ばかりを食べることによる、といわれています。

酵素のない食品ばっかりを食べてしまうと、体内の酵素が消化・分解でたくさん消費されることになります。だけど体内で作られる酵素の量には限界がありますし、また食べすぎや加齢によっても酵素を作る力は弱まっていくといわれています。

こういった状態が続くと、酵素不足が生じ、体の中に分解されないままの「異物」が蓄積されていってしまうのです。

・酵素を無駄遣いしない事が大切
消化酵素と代謝酵素はそれぞれ役割は違いますが、まったく関係がないわけではありません。消化酵素も代謝酵素も出所は同じ、消化酵素ばかり体内で作られていると代謝酵素が不足してしまうのです。

私たちは、風邪などを引いて体調を崩すと食欲が落ちますよね。それは、体の修復や免疫力を高める役割を担っている代謝酵素を体内でたくさん作る代わりに消化酵素を使わないよう、食欲を抑えているのです。

体調を崩しているときは、消化のいいおかゆなどを食べると良いというのも納得できますよね。酵素を作るには限界があることや、酵素のバランスも大事だということから、普段から消化酵素を過剰に使わず、消化のいい食べ物や酵素の入った食物をとることが重要なんですね。

■酵素ドリンクの効果


酵素の役割をこれまで紹介してきて、その重要性はご理解いただけたかと思います。
まとめると、

・酵素は体内で作られるものと対外から摂取できるものがある。
・体内で作られる酵素の量には限界がある。
・加齢や食べすぎにより、酵素を消費する量が増えたり、酵素を作る量が減ったりする。
・酵素が不足すると体内に分解されないままのものが増え、体の不調につながる。
などがいえます。

ということは

「酵素を消費しすぎない、健康的な食生活を心がける!」

ということになりますね。

酵素を含まない食品ばかり摂取したり、暴飲暴食を続けていると、酵素の消費量があがっていってしまいます。重要なポイントは、食べすぎ、飲みすぎには注意しながら、食物酵素を含む食材をとり、酵素の消費量を減らすということだと思います。

酵素の消費量を減らすという目的のためには、栄養分が低分子化された酵素ドリンクは効果的だということが理解できます。

体内の酵素がその役割である「消化・吸収・代謝」をスムーズに行うことによって、便秘予防の効果があったり、新陳代謝のリズムが整い、美肌や髪の毛の潤いなどの効果があったりする、というわけです。

また酵素ドリンクは、ビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富ですので、ファスティング(断食)や1食置き換えなど、栄養が偏りがちなダイエットのサポート飲料として注目されています。

2. 酵素ドリンクの選び方と飲み方


酵素ドリンクは、様々な種類があって、本当に良いものはどれなのか、判断するのは難しいといわれています。そこで、ここでは良い酵素ドリンクを見極めるためのポイントをご紹介したいと思います。

■酵素ドリンクの選び方

良い酵素ドリンクを見極めるのには重要なポイントが3つあげられます。

A、合成添加物が入っていないか
B、酵素の熟成・発酵の期間
C、味は飲みやすいものか

それぞれについてみていきましょう。

A、合成添加物が入っていないか
合成添加物は、酵素の働きを鈍らせてしまうことがあります。よくある添加物としては合成保存料(安息香酸など)、人口甘味料(アスパルテームなど)、香料などがあげられます。こういった添加物が含まれていないか、成分表を確認しましょう。

B、酵素の熟成・発酵の期間はどのくらいか
酵素ドリンクの熟成・発酵期間は、メーカーにより様々あります。その中でも、長期間、熟成・発酵しているものがおすすめです。酵素ドリンクを1~2年の間熟成・発酵させると、体への吸収率がアップしたり、腐りにくくなるといったメリットがあります。

ご自身が検討している酵素ドリンクや、今取り入れている酵素ドリンクがありましたら、
どのくらいの熟成期間なのか、チェックしてみるのもいいですね。

C、味は飲みやすいものか
健康のためなら、多少飲みにくくても・・・とがんばって良いものを取ろうとする方は多いかと思います。もちろんそこに重点を置くことは私も理解できます。でもやっぱり長く続けるとなると、美味しくないものは辛くなってしまいますよね。

たくさんの種類の酵素ドリンクが市場には広がってますので、その中から美味しく続けられるものを選びたいですね。口コミを確認してみたり、お試しで1本からという形で始められるのもいいのかなと思います。

■酵素ドリンクの飲み方

体にいい酵素ドリンク、でも何も考えずに飲んでしまうのはもったいない!せっかくなら
最適な飲み方をしたいですよね。

酵素ドリンクの飲み方のポイントは、「飲むタイミング」です。

酵素ドリンクは栄養が低分子化されてますので、短時間でしっかり体に吸収されます。まずは、起床直後の胃がからっぽの状態のときに飲むことをおすすめします。胃がからっぽの時がまさに吸収のいい時間帯になりますから、そのときに栄養たっぷりの
酵素ドリンクを飲むのが効果的なんですね。

この考え方でいくと、食事の前や、間食時に飲むことも効果的だといえます。食事の前に
飲むことで、多少の満腹感が得られ、暴食を防ぐことにもつながります。

最後にもう一つおすすめのタイミングとしては寝る前です。睡眠中には体内にある代謝酵素が働きますが、その代謝酵素の働きを助けてくれる役目を酵素ドリンクが担ってくれます。また低分子化された酵素ドリンクは、消化酵素を必要としませんので、その分、代謝酵素の働きが活発になってくれるのです。

3.効果がないという口コミはなぜ?


ダイエットに良いという酵素ドリンクも、インターネット上では、効果がないという口コミもよく見られます。その理由は様々な誤解があるからのようです。

■飲めば痩せると思っているから

誤解の1つが、「酵素ドリンクを飲むだけで、痩せられる」という考え方です。

ダイエット食品として注目されている酵素ドリンクですが、食事に置き換えたり、ファスティングに利用することで痩せることが可能となります。普段の食事にプラスして酵素ドリンクを飲む、という方法では痩せることはできません。

■即効性を求めているから

もう1つの誤解が、即効性を求めてしまうというところにあるかと思います。

無理なファスティング等は、持続性がない上にリバウンドを起こしてしまうリスクもあります。あくまでも補助的な栄養ドリンクとして利用し、一定の期間をかけて健康的にダイエットしたいですね。

■そもそも食生活に問題がある

先の方でも説明したとおり、暴飲暴食や偏った食事は、酵素の大量消費を招きます。そういった食生活を続けていると、いくら酵素ドリンクを足したところでも、体内の酵素は減っていきますので、ダイエット効果は期待できません。

4.おすすめの酵素ドリンク5選

【素ドリンク 透】

体内で合成できない私たちの体づくりの素となる必須アミノ酸を9種類、バランス良く配合し、体内で吸収されやすくしたドリンク。また植物素材100%で、植物発酵物や植物由来乳酸菌発酵液を配合し、美容効果が高く、保存料や酸化防止剤・合成甘味料などの食品添加物も不使用というこだわりの商品です。

SONOKOオンラインショップ

【ピクノ 酵素 スリム】

 

出典:https://www.pesca.jp/e010/

91種類の野草発酵エキスに加え、高い抗酸化力があるといわれているフランス海岸松樹皮から抽出された成分や、ビタミンC、コラーゲン、ヒアルロン酸などの肌に良いとされる成分を取り入れた酵素ドリンクです。

 

【ファストザイム720(グローリーインターナショナル)】

 


出典:https://veramagazine.jp/

こちらの商品は、ファスティングに適した原料や成分配合を追求したこだわりの商品。3年6ヶ月という長期熟成発酵が特徴の1つで、その他にも腸の働きを助ける植物性乳酸菌を配合していたり、善玉菌の餌となるイソマルオリゴ糖なども含まれた肌やお腹にもうれしい効果が期待できます。味も甘酸っぱい風味で、飲みやすく仕上げています。

ファストザイム公式ショップ

 

【優光泉酵素 (優光泉)】

 


出典:https://veramagazine.jp/

水や液糖などで薄めておらず、原液100%タイプ。
1ccの中に数百万個という数の酵母菌が活きた状態で入っていたり、体にやさしく、カロリーを抑えることができる「麦芽糖抽出」にこだわった商品。
水で薄めるだけではなく、コーヒーや紅茶の甘味料として使用したり、ヨーグルトと混ぜて食べたり飲み方のバリエーションは様々。

優光泉公式サイト

【エッセンシア酵素ドリンク(エッセンシア)】


出典:https://veramagazine.jp/

こちらの商品は、とにかく無添加にこだわった商品。
保存料や添加物はもちろんのことで、さらには水も1滴もくわえずに作るという
こだわりよう。野菜や果物の皮や種も除かずまるごと使用した、自然発酵、100%濃縮エキス。

5.まとめ


酵素ドリンク、人気があるけどたくさんの種類があるのでどれがいいのか迷われていた方も、今回紹介した選ぶ際のポイントに気をつけて自分にあった商品を見つけていただければと思います。
また、良い酵素ドリンクを飲むだけではなくて、「酵素」の働きや特性を理解することによって、私たちが毎日口にしている食べ物にもこだわりを持てると、よりいい食生活が送れそうですね。ダイエット・美容は「健康的に、無理のない範囲で」が一番!、毎日の食生活から少しずつ始めていきましょう。

ライター:HARIKA