【 子供の湿疹大丈夫?】種類や原因と今すぐできる予防方法!

子供の湿疹は、よく起こることですが、その原因や種類を知っているママさんは少ないのではないでしょうか?子供の湿疹を甘く見てはいけません。「薬を塗ったから大丈夫…」と思っていると知らず知らずのうちに悪化していることだってあるんです。

今回は子供の湿疹について、体験談も含め紹介していきます!子供の肌はとてもデリケートですし、新米ママさんは特に分からないことだらけで不安になりますよね。少しでもお役に立てればと思います。

この記事でわかること
1.子供の湿疹の種類
2.湿疹になる原因
3.予防方法

読むのに必要な時間は約 4 分です。

 

1. 子どもに起こりやすい湿疹の種類

子供の湿疹は色んな病気に繋がっているので、ぱっと見ても「これなんだろう??」と病気なのか判断するのは難しいですよね。感染する病気の場合もあるので、まずは発疹が出た時は症状や体調を医師にしっかりと伝えることが大切になってきます。慌てることはありません。子供の様子を見ながら、しっかりと対処していきましょう。

■接触皮膚炎

接触皮膚炎とは、何らかの物質が皮膚に接触したことで起こるとされています。新生児に多いオムツかぶれですね。オムツかぶれの初期症状は、陰部やおしりなど、おむつがあたる部分が赤みを帯び、股や足の付け根、肛門まわりに起こりやすいとされています。

また、オムツのゴムにたる部分にも起こる場合があります。あうちの子もオムツのメーカーによって合う合わないがあったので最初の頃は気を使いました。予防としては、こまめにオムツを替えてあげたり、皮膚を清潔に保ってあげてください。できれば、ぬるま湯で流して少し乾燥させてあげるといいですよ。他には布オムツに変えてみたりしてもいいかもしれませんね。

■小児乾燥性湿疹

小児乾燥性湿疹とは名前のとおり、皮膚が乾燥することによって起こる湿疹です。主に、お腹や背中に現れる湿疹で、毛穴に栗粒大の小さなポツポツがたくさんでき、痒みを伴うそうです。酷い場合には皮膚表面がガサガサに粉をふき、赤い湿疹ができることも。

赤ちゃんの肌はみずみずしいイメージをお持ちの方も多いと思いますが、大人と違ってバリア機能が未熟なので肌の水分が外に出やすくなっているためそれが乾燥につながります。乾燥した肌は有害物質が侵入しやすく、肌トラブルが起こりやすくなるそうです。特に寒くなってきたこの時期は空気が乾燥するので皮膚の乾燥もひどくなります。こまめに保湿ケアをしてあげましょう。

■あせも

赤ちゃんは特に汗っかきなので、寝てる時汗びっしょりの我が子にびっくりした経験がある方も多いと思います。その理由は、汗腺の数は大人と数が同じだからと言われています。あせもにも種類があるので紹介していきます。

☆新生児がなりやすい水晶様汗疹は小さな水泡状の透明または白いブツブツで、主に顔にできます。
☆乳児にみられる紅色汗腺赤く痒みを伴うブツブツは、体幹、肘や膝の裏側、首、脇の下によく発生します。

水晶様汗疹は新生児の顔によくみられますが自然治癒で治るものなので治療の必要はありません。皮膚を清潔に保つなど衣類も刺激の少ないものを選んで予防することが大切になってきます。

うちの子は夏場は特に汗っかきで家ではオムツ1枚で過ごすことも(笑)髪を結ぶのも嫌がる子なので後ろ髪が首に当たるとそこがあせもになってしまったので仕方なく髪の毛を切っちゃいました( ; ; )

また、多くのあせもは家庭での対処で自然に治ります。しかし、紅色汗疹は掻きすぎると悪化しますので、膿が出る場合には病院に行きましょう!汗疹が酷くなる前に早めの対処が必要になってきます。

■脂漏性湿疹

顔の皮膚だけではなく、頭皮にも赤いポツポツが広がり、フケやうろこ状のかさぶたができます。太もものしわの間や脇の下など、皮膚が重なる場所にも起こる場合があります。新生児のニキビと同じく皮脂の量が多すぎることによって起きるそうです。。

対処法は石鹸で優しくしっかりと洗い流すことです。その後は保湿も充分に行ってください。やがて赤ちゃんの肌が強くなり治ります。乳児脂漏性湿疹によるフケやかさぶたは、赤ちゃんの肌にへばりつくようにくっついているので見ていると取りたくなってしまいますが、我慢してください。(私は知らずにポリポリしてしまった人です(´-`).。oOみなさんは真似しないでくださいね。)無理に剥がすと下の皮膚を傷つけて回復を遅らせたり、新たな炎症を引き起こす危険性もあるそうなので!!私も後から知って入浴前にベビーオイルやワセリンでふやかして、やさしく摩擦すると綺麗に取れましたよ☆

■アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは体のさまざまな部位にかゆみを伴う湿疹です。簡単に言うと、乾燥肌や敏感肌という体質からくる慢性の経過をとるかゆみを伴う皮膚炎のことです。症状は皮膚が赤みを帯び、ブツブツやかさつきを伴い、よくなったり悪くなったりを繰り返すそうです。特に乾燥しやすい冬や汗をかきやすい夏に症状が悪化するとされています。皮膚

症状が起こりやすい部位

・顔
・目の周り
・口の周り
・首
・肘
・関節の裏側

 

小児期のアトピー性皮膚炎は、変化していきますが、その変化を早急に把握してアトピー性皮膚炎の進行を予防することが大切になってきます。

特に乳児期からの子どもについては皮膚の状態を良好に保つことが重要になってきます。しっかり保湿剤などでケアしてあげることがその後のアレルギーの進行を防ぐことにつながります。

2. 湿疹の主な原因

湿疹には、さまざまな原因があると考えられますが、大きく2つに分けられます。ひとつは、環境や外からの刺激による外的要因です。もうひとつは、健康や皮膚の状態による内的要因です。

【外部要因の主な原因】
花粉・ハウスダスト・細菌・食べ物など
【内的要因の主な原因】
健康状態・ストレスによる皮膚の免疫低下・アレルギーなど

3. 日常生活で出来る予防法

■爪を短く切っておく。

子どもって色んなものを触りますし、肌を傷つけないためにも常に短く切りそろえておくことが、衛生的にも大事になってくると思います。個人差はありますが1日に0.1㎜伸びるそうです。週1〜2回の頻度で切ってあげるようにしていましょう。

■保湿

皮膚が乾燥するとバリア機能が低下します。そうなると湿疹など様々な皮膚トラブルが起きるそうです。小さい頃からしっかり保湿をしてあげて赤ちゃんを乾燥から守りましょう!うちの子も乾燥が酷くて掻きむしっていた時期もありました。

病院で処方されたお薬をお風呂上がりにたっぷり塗ってあげてこまめに塗ってあげるとよくなりましたよ。ポイントはできるだけ入浴後の10分以内に全身に保湿クリームを塗るようにしましょう。また外出前後にもこまめに塗りましょう。特に今の寒い時期は乾燥してガサガサしがちなので帰ってきてからも塗ってあげるといいかと。

■湿度・温度管理

夏場は沢山汗をかいてあせもになりやすいので、赤ちゃんが心地よく過ごせるような室温を保ちましょう。冷房は27度前後を保ち、冷気が直接当たらないように気をつけましょう。外気が乾燥する秋から冬にかけては湿度にも注意してください。だいたい50%くらいの湿度にしてあげるのが理想です。

■アレルギーの把握

子どもの湿疹にも色々ありますが、アレルギーについても把握しておくようにしましょう。特に食物アレルギーは症状が様々で蕁麻疹、嘔吐、下痢などがあります。最も酷い症状はアナフィラキシーショックといわれるものです。場合によっては命にもかかわりますそのための検査は血液検査や皮膚検査などがあり、小さい我が子に負担がかかるのが心配な方も多いと思いますが、まずは医師の先生に相談してみるといいかもしれません。

4. まとめ


いかがでしたか?今回は湿疹の種類から予防について書かせていただきました。乳児湿疹は乳児期特有の肌荒れの症状なので、赤ちゃんの成長と共に自然と治っていくそうです。一歳を過ぎても慢性的な湿疹が続くようであればアトピー性皮膚炎の可能性があるので医療機関で一度検査することをおすすめします。
最後になりますが、乳児湿疹は毎日のケアで予防・対策が期待できます。かわいい我が子の顔が乳児湿疹で痛々しいのは親としても辛いものですよね。赤ちゃんのすべすべの肌を守ってあげるためにも、細やかなスキンケアが必要です。子どもの将来のためにも健やかな肌をつくってあげましょう!
ライター:野澤