【ママ!お腹が痛い!】子供が腹痛を訴えたときの原因・対処法

子供が急に「お腹が痛い…」と訴えることは多いもの。子供は大人に比べて、まだ身体の機能が未発達な部分も多く、腹痛を含めた体調不良も頻繁に起こります。しかし、子供が急にお腹をすごく痛がる場合など、腹痛の原因は様々でママも不安になりますよね。そんな気になる子供の腹痛の主な原因やチェックポイント、病院へ行くべきタイミングなどをご紹介していきます!

この記事でわかること
・子供が腹痛を訴えたときにチェックするポイント
・病院へ行くタイミング
・子供の腹痛の原因・病名

読むのに必要な時間は約 5 分です。

 

1.腹痛は見た目からは判断がつきにくい

身体の内部で起こっている腹痛は見た目で判断がつかないものが多く、ストレスなどの精神的によるもの、ウイルス性のものなど腹痛の原因は様々。
大人なら「どんな痛み」「どこが痛む」など伝えられますが、まだ言葉がうまく話せない乳幼児の腹痛は親やお医者さんが子供の小さなサインや表情を見て推察してあげなければいけません。

■腹痛の時にチェックするポイント

✔発熱しているか
✔下痢を伴っているか
✔血便をしているか
✔顔色が悪い・不機嫌
✔嘔吐の有無

■病院に行くべきタイミング

✔お腹を押すと痛がる
✔激しく泣く・泣き止むを繰り返す
✔お腹がパンパンに膨らんでいる
✔血便が出ている
✔嘔吐を伴う
✔発熱している
✔下痢を伴う

などです。
他、ママから見て不安になるような症状がある場合も自己判断せずに病院へ早めに受診することをお勧めします。

夜間や休日の場合などすぐに病院の受診が受けられない場合、電話での相談窓口などもあるので前もって調べておくと万が一のときに安心です。

2.よくある腹痛の原因と対処

■便秘

急な腹痛で考えられる最も多い原因が便秘や腸のガス溜まりです。
また、子供の便秘は珍しいことではなく、「便秘で病院なんて…」と思うママもいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、「便秘くらい…」と思って放置してしまうと厄介な状態になってしまうことも。
しっかり対処して、必要な治療をしていきましょう。

【主な症状】
排便が週に2回未満、もしくは毎日出ているが排便時に痛がり泣く・排便時の出血・食欲がない・下腹部が張っている

【対処法】
⑴市販の浣腸…「浣腸はクセになる」と聞いたことがあるママも多いのではないでしょうか?しかし、浣腸は家で簡単に出来る即効性のあるケア。
家でママが浣腸するのが怖い場合は小児科でも浣腸の処置をしてくれるところが多いので、医師へ相談してみてはいかがでしょうか。
⑵腹部を優しくマッサージする…おへそから時計回りにお腹を優しく「の」の字を書くようにマッサージします。

しかし、あまりに痛がる場合は病院へ行って医師の診察を受けてください。

【予防策】
⑴規則正しい生活習慣をつける
すぐに効果が出るものではありませんが、子供の健康や成長にとってとても大事なことです。
決められた時間にバランスのとれた食事を3食しっかりとること・早寝早起き・軽い運動などで便秘の予防にも繋がるかもしれません。
また、しっかりと朝に排便する時間をつくってあげることも大事です。

⑵食事を見直す
効果については個人差があるようですが、海藻や果物、イモ類や豆類に多く含まれる食物繊維を積極的にとってみてはいかがでしょうか。
また、乳酸菌飲料やヨーグルトもお腹の調子を整えてくれます。

⑶水分補給
水分は一気にとるのではなく、こまめにとるのがポイントです。
子供はよく身体を動かします。ジュースではなく、お茶などの水分を積極的に与えてあげたいですね。

■胃腸炎や腸管感染症
腸管感染症を起こすにはいろいろな種類があります。
細菌ではサルモネラ菌・腸炎ビブリオ・ボツリヌス菌・O157で知られる腸管出血性大腸菌・黄色ブドウ球菌・コレラ菌など。
ウイルスではロタウイルス、ノロウイルスが代表的です。

【主な症状】
激しい腹痛・嘔吐・下痢・発熱・悪心・排便時の出血など

【対処法】
お腹を痛がり、吐き続ける子供を目の当たりにして動揺してしまいますが、落ち着いて対応してあげてください。

嘔吐や下痢の症状で一番心配なのは“脱水症状”です。
嘔吐直後に水を飲ませるなど誤った対処で逆に悪化させてしまうかもしれません。
自己判断は危険なのですぐに病院の診察を受けてください。

また、非常に感染力も高いので他の家族へ感染しないように嘔吐物や下痢で汚れた衣類を素手で触らないように消毒液に浸け置きするなどの対処も必要です。

【予防策】
⑴毎日の手洗いやうがい
胃腸炎になる原因はロタウイルスやアデノウイルス、ノロウイルスなど様々なウイルスやO157などの細菌性のものがあります。
家庭でできる予防策としては、外出から帰ってきたときに家のものに触る前に手洗いやうがい・手指の消毒などを家族で習慣づけることが大事です。

⑵トイレを清潔に保つ
大人が感染性の胃腸炎に感染しても症状が軽い場合、感染していることに気付かずに菌が残っている手で便座やレバー、ドアノブなどを触っているかもしれません。
日頃からこまめにトイレ掃除や消毒を心がけましょう。綺麗なトイレは気持ちいいですよね。

⑶食中毒対策をしっかりとする
O157などの細菌は口から感染します。
食中毒予防の3つのポイントは【菌をつけない・菌を増やさない・菌を殺す】ことです。
食品購入の際に新鮮なものを購入する・持ち帰った食品はすぐに冷蔵庫に保管する・肉や魚などをよく加熱するなど、家庭から食中毒をなくしましょう。

■自家中毒

2歳~小学生までの子供に多く、食中毒と似た症状ですが感染するような食べ物を食べた形跡がなく、精神的なストレスや風邪などが引き金になって起こります。
周期性嘔吐症・アセトン血性嘔吐症・ケトン血性低血糖症とも言われるようです。

【主な症状】
腹痛・急に何度も嘔吐する・元気がない・腹痛・顔色が悪い・息がりんごの腐ったような甘酸っぱい臭い(アセトン臭)がする。

【対処法】
病院を受診して、症状と尿検査で診断されます。
症状が軽ければ糖分や水分を摂取すること・心身が疲れているときに起こるので安静にし、睡眠をとることが大事です。
しかし、症状が重い場合は点滴が必要になる場合もあります。

【予防策】
繊細な子供は体質的に自家中毒になりやすい子供も多く、一度かかると繰り返してしまうこともあります。
しかしあまり不安にならず、両親が落ち着いて対処してあげましょう。
子供の年齢が上にいくにつれ、共に治まっていく傾向にあります。

 

3.疑われる大きな病気


腹痛に加えて嘔吐や発熱などを発症するときには、大きな病気が疑われる可能性があるので注意しましょう。

■腸重積

✔症状
腹痛で激しく泣き出す・嘔吐・腹痛に波がある・お腹の右上の部分にしこりがある・血便

■急性虫垂炎

✔症状
不機嫌・食欲不振・嘔吐・下痢・発熱(38℃前後)・腹部を触ると嫌がる

■てんかん

✔症状
全身の痙攣・ぼんやりして呼びかけに反応がない・顔色が悪い・全身の硬直・力が入らない

■膵炎

✔症状
腹部の右上辺りを痛がる・お腹が膨れている・冷や汗を伴い、苦しんでいる

■潰瘍

✔症状
吐血・タール便

など、上記以外にも中には見逃してはいけない大きな病気が隠れている腹痛もあり、注意が必要です。
場合によっては手術が必要なケースもあります。

4.診断と治療について

■医療機関受診時の持ち物

✔母子手帳
✔お薬手帳
✔吐物・便で出血しているなど、気になる特徴があれば現物を持っていくか写真に撮っておく

■主な検査方法

お子さんがいつ頃から痛がり始めたか、腹痛の他に伴う症状の有無などの問診のほか、お腹を触って固いか柔らかいかなどを調べます。

そこで大きな病気の疑いがある場合は尿検査や血液検査・CT検査・腹部超音波検査・レントゲン検査などを行う病院もあります。

■治療の流れ

症状によって異なりますが、下痢や嘔吐などの症状を軽くするために吐き気止めや整腸剤、下痢止めの薬が処方されます。

しかし、下痢や嘔吐をしてしまい、脱水症状がある場合は点滴による水分やミネラルの補給が必要になる場合もあります。特に小さな赤ちゃんは、脱水を起こしやすいので注意が必要です。

自己判断で下痢止めの薬などを服用することは避けましょう。

症状によってホームケアが変わってくるので、病院へ受診時に家庭内でできるホームケアをお医者さんからの指示を仰ぎましょう。

5.まとめ

目に見えないからこそ怖い「子供の腹痛」についてご紹介いたしました。
この記事で紹介した病気や症状以外にも腹痛には精神的なものが原因の腹痛など様々な要因があります。

便秘など一度家庭で様子を見ていいものもありますが、腹痛を訴えているお子さんの全身状態をよく観察することが重要です。

また、普段から排便の状態を見ておくこと・腹痛の他にどんな症状が伴っているかなどをメモしておくと病院へ受診時の問診がスムーズです。

子供がお腹を痛がっている姿を見てママも不安になりますが、まずはママが慌てず落ち着いて子供に接してあげてください。

ライター:古瀬

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