子供のお弁当作りを簡単にするポイント!おすすめの時短レシピもご紹介♪

この記事でわかること
・子供のお弁当を作る際の、大切なポイント
・簡単な子供のお弁当レシピ
・夏場のお弁当を腐らせない工夫

小さな子供がいるママさんたちは、毎日のお弁当作りに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?また、春からお弁当が始まるけれど、どんなお弁当箱を選べば良いのか、どんなおかずを作れば良いのか迷っておられる方もいるでしょう。

そこで今回は、子供のお弁当を作るときに大切なポイントをたくさんご紹介していきます。おすすめの時短レシピや、夏場にお弁当を腐らせないための方法もお伝えします!

1. 子供のお弁当の心得

出典:https://genki-mama.com

■少し小さめのサイズと量を心がける
子供によって、ご飯をよく食べる子と食べない子の差はあると思いますが、子供が少し足りないかな?と感じる程度の量をお弁当として準備することをおすすめします。その方が、残さず食べてくれますし、子供の全て食べ切れた、という達成感にも繋がります。

厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準を参考に、子供の平均的なお弁当の大きさを見てみます。この数字を目安に、実際のお子さんのいつも食べている量からお弁当箱のサイズを決めてみてください。
・4〜5歳 280ml〜360ml
・6〜8歳 450ml〜500ml
・9〜12歳 500ml〜600ml

とはいえ、そう頻繁にお弁当箱を買い換えるのももったいないですよね。ですから、大きめのお弁当箱を買った際には、付属の中子(なかご・仕切りカップ)をうまく活用したり、おにぎりにして隙間を多く取ったりして工夫しましょう。また、キャンディーチーズやゼリーなどを中に入れて、おかずの場所を埋めるのも一つの手段ですね。

■食べやすさ

子供が食べやすいお弁当を作るには、いくつかのポイントがあります。

①「ひとくちサイズ」を意識する
子供の小さい口に合うように、主食はおにぎりやロールサンドにしてあげるのがおすすめです。また、青菜類は噛み切りにくいので細かく刻んであげると食べやすいですね。家では、スペースに余裕があるお皿では自分で小さく切れていても、お弁当の中でそれをするのは難しいことも多く、失敗してお弁当をひっくり返すこともありえるからです。

②おかずには可愛いピックを刺す
唐揚げなどのおかずにピックを刺してあげると、可愛さはもちろん、食べやすさもアップするのでおすすめです。お弁当を開けたときに目で見て楽しいと、子供の食べたい気持ちも高まりますよね。

③詰め込みすぎない
子供用のお弁当箱は小さく、色々なものを入れてあげようとすると、すぐにいっぱいになってしまいます。ただし、詰め込みすぎると食べたいおかずを取ったときに、横のおかずを落としてしまった…ということにもなりかねません。そうならないためにも、少し隙間を空けて詰めておくと良いです。子供の食べやすさを一番に考えてあげてくださいね。

2. お弁当作りを簡単にするポイント

出典:https://www.google.co.jp/

■前日の晩御飯を翌日のお弁当を意識して献立する

朝は、ママ自身の準備や他の家事など、やることが山ほどあります。そんな中、お弁当を一から作るのはとても大変ですよね。少しでも負担を減らすためにも、前日の晩御飯をお弁当用に取っておくと時短に繋がるのでおすすめです。そのためには、晩御飯の献立を考えるときに、お弁当に入れられるかどうかも意識しましょう。
具体的には、鶏の唐揚げや炒め物、ハンバーグ、ひじきやお浸しなどもお弁当に入れられるので便利です。

■便利グッズは積極的に活用する

市販のお弁当グッズは積極的に使っていきましょう。

【ピック】
子供の好きなキャラクターのピックを刺すだけで、簡単に可愛いお弁当の出来上がりです。ミートボールや枝豆に刺すと、可愛いだけでなく、こぼれにくくもなるのでおすすめです。

【海苔の型抜きパンチ】
これを使って、海苔を型抜きしておにぎりの上に乗せるだけでお弁当のレベルが格段にアップします!キャラクター弁当を作るのも良いですが、頻度が高いとそれも大変ですよね…。そんなときに、この型抜きパンチを使用することで、楽に可愛いお弁当が完成しますよ。

■隙間を作らず詰める順番は大→小

綺麗にお弁当を詰めるためには、大きいものから順番に入れていきましょう。
最初にご飯を入れ、そのあとに大きなおかずを詰めます。そして、その隙間を埋めるようにウインナーやトマトなど、小さなおかずを入れていきます。そうすることで、隙間なく綺麗に仕上がります。

3.簡単!子供のお弁当レシピ定番5選

■ピーマンの肉詰め

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ピーマンが苦手な子供も、これなら美味しく食べられる!というパターンも多いのでは?
前日の晩御飯がハンバーグなら、お弁当用にピーマンの肉詰めを少し作っておくと時短になりますよ。この料理はお弁当に入れると、ピーマンの緑が映えて彩りも良くなるのでおすすめです♪

【材料】

ピーマン 5個
玉ねぎ 1/2個
小麦粉 大さじ1
酒 大さじ2
油 適量

A
合挽き肉 200g
パン粉 大さじ2
塩コショウ 少々
ナツメグ 少々

【作り方】
①ピーマンを洗って縦半分に切り、小麦粉を振っておく。
②ボールにみじん切りにした玉ねぎと、Aの材料をすべて入れよくこね、ピーマンに詰める。
③温めたフライパンに油を引き、強火で肉の面から焼いていく。
④焼き色がついたら裏返し、酒を加え、蓋をして蒸し焼きにする。
⑤完成!

■フライドポテト

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子供はみんな大好きフライドポテト!
電子レンジを併用して時短できるので、忙しい朝にぴったりです。

【材料】
じゃがいも 2〜3個
お好みの調味料
揚げ油 適量

【作り方】
①じゃがいもを水でよく洗って、皮ごとクシ型に切る。
②耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけ600Wで2〜3分チンする。
③170°に熱した油でカラッとなるまで揚げる。
④温かいうちに塩、粉チーズ、コンソメなど子供の好きな調味料を振り掛ける。
⑤完成!

■ハムコーンのチーズ焼き

出典:https://cookpad.com

小さい子供ってコーンが大好きですよね。これなら、火も使わずさっと作れて、見た目も可愛いので子どもも喜ぶこと間違いなしです♪
【材料】
コーン 大さじ2
ハム 1枚
マヨネーズ 大さじ1
塩コショウ 少々
ピザ用チーズ 適量

【作り方】
①ハムの4箇所に切り込みを入れ、アルミカップに入れる。
②その上に、マヨネーズと塩コショウを混ぜたコーンを乗せる。
③ピザ用チーズを乗せ、チーズが溶けるまでトースターで焼く。仕上げにパセリを少し乗せると彩りが良くなりますよ。
④完成!

■鶏むね肉のチキンナゲット

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鶏むね肉なので、とっても安上がり!豆腐も入れるのでカサ増しもしつつ、ふんわりとした食感に仕上がります。
【材料】
鶏むね肉 300g
豆腐 小さめパックを1/2丁
卵 1個
小麦粉 大さじ3
酒 大さじ1
醤油 大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
塩コショウ 少々

【作り方】
①鶏むね肉の皮と余分な脂を取り除き、包丁で細かくなるまで叩く。
②ボールに全ての材料を入れ、粘り気が出るまでよくこねる。
③フライパンに多めの油を入れ、スプーンで一口大の大きさにまとめながらタネを揚げる。キツネ色になったら、裏返して反対も。
④完成!

■ハムとチーズのトースター焼き

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工程はすごく簡単だけど味は美味しい!そして、お弁当のちょっとした隙間を埋めるのにぴったりです。
【材料】
ハム 2枚
スライスチーズ 1枚
【作り方】
①スライスチーズは半分にカットし、端からクルクル丸めて筒状にする。
②ハムの上にチーズを置いて、クルクル丸めて爪楊枝を刺し固定したら、トースターで5分焼く。
③冷めたら爪楊枝を取り、包丁で半分に切る。
④完成!

3. おすすめのお弁当箱

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実は、お弁当箱には大きく分けるとアルミ製、ステンレス製、プラスチック製の3種類の素材が存在します。3つもあるとどれが良いのか迷ってしまいますよね。まずは、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

■アルミ製

メリット
・熱伝導がよい
・汚れが落ちやすく、清潔さを保てる
・子供でも蓋が開けやすい

デメリット
・電子レンジ、食洗機使用不可
・汁気がこぼれやすい
・蓋にご飯がつきやすい

■ステンレス製

メリット
・食品の匂いうつりや色うつりが少ない
・食洗機使用可能

デメリット
・熱伝導率が悪い
・価格が高い
・電子レンジ使用不可

■プラスチック製

メリット
・比較的、価格が安い
・電子レンジ、食洗機使用可能

デメリット
・匂いや色うつりをしやすい
・壊れやすい
・保温庫非対応

以上のメリット、デメリットを踏まえるとお弁当箱は、アルミ製のものが良いかと思います。冬場には保温庫で温める幼稚園が多いこと、夏場は食べ物が腐りにくいという点を考慮すると、アルミ製が一番おすすめです。

4. 夏のお弁当を腐りにくくさせる工夫

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「菌は、15度〜40度で育ち、35度前後が最も増殖する」と言われています。
つまり、暑い夏の時期に常温でお弁当を保存するのは、とても危険な行為だということが分かりますよね。

そこで今回は、夏のお弁当を菌の危険から守るための工夫方法をお伝えしていきます。

■入れてはいけない食材とおすすめの食材

【入れてはいけない食材】
・生野菜
・漬物
・フルーツ類
・チャーハン、炊き込みご飯
・丼もの
・練り物(かまぼこ、ちくわなど)
・加工食品(ハム、コーンなど)
・煮物
・ポテトサラダやマカロニサラダ

【おすすめの食材】

・シソ
・梅
・生姜
・揚げ物(コロッケ以外)
・お酢

■調理方法による工夫

・少し味付けを濃い目にする
・素手で絶対に触らない
・しっかり冷ましてからお弁当箱に詰める
・きちんと火を通す(卵の半熟などはNG)
・水分をよく切る

■抗菌アイテム

【おにぎりシート】
トルネ 抗菌おにぎりラップ


出典:http://www.torune.co.jp

うさぎ、パンダ、猫等、子供の喜ぶキャラクターが描かれていてとても可愛いラップです。おにぎりの痛み防止の役割を果たしながらも、見た目もカラフルでポップなので人気の商品です。

【抗菌シート】
ワサガード お弁当用抗菌シート

出典:https://www.amazon.co.jp

お弁当の表面積の75%以上を覆えば、抗菌効果が8時間も持続するというシートです。原料は、わさびやからしなど食品由来のもので出来ているので安心して使用できます。

■保冷方法

夏場にお弁当を保存する際には、ぜひ保冷剤を活用してください。保冷剤をお弁当の横や上に置いて、布で一緒に包んで持ち運びましょう。さらに、そのお弁当を保冷バッグに入れると安心です。

また、保冷剤代わりに凍らせたゼリーや、自然解凍可能な冷凍食品を一緒に詰めておくのも効果的です。ただし、自家製の冷凍おかずを冷凍したまま入れるのはやめておきましょう。市販の冷凍食品は厳しい衛生管理、温度管理のもとで製造されています。つまり、自家製のものをそのまま入れる行為は衛生上、危険です。

5. まとめ

出典:https://pecolly.jp

子供にお弁当を作る際は、無理をせずに食べきれる量を作ってあげるように心掛けましょう。そして、「全部食べられた!」という自信と満足感を与えてあげることが大切です。
パパやママは子供が残さず、空っぽになったお弁当を持って帰ってきたときには、たくさん褒めてあげてください。苦手なものが入っていて、それも食べられたときには大げさなぐらい褒めてあげてください。そうすることで、きっと子供はお弁当の時間が大好きになるでしょう。

ライター:木村