勉強嫌いな子どもを持つママへ【石田勝紀先生】監修 私達に出来ること

2020年、小学校でプログラミングが必修化。大学センター試験が廃止しになり、入学共通テストが導入されるなど、教育改革・入試改革が進められています。
勉強嫌いなのに『ついていけるかな』と不安を感じているママのために『勉強嫌いが好き』になる方法をお伝えします。

これまでに3500人以上の生徒に携わり、学びの法則によって学力や成績を引き上げ、そして社会に出ても通用するスキルを習得させてきた石田勝紀先生に『いま私たちが子どもたちにできる最善のこと』をお伺いしました。

まだ見えない未来のこととは言え、すぐにその時期がやってきます。
勉強嫌いから好きに変わるためには、どうすればいいのか一緒に探していきましょう。

 

この記事でわかること
1 石田勝紀先生とは
2 子育て・教育で大切なこと
3 石田勝紀先生の著書5選

読むのに必要な時間は約 7 分です。

 

1.石田勝紀先生とは

1968年横浜に生まれ、20歳の若さで起業し学習塾を創業された石田勝紀先生。
『学びの法則』“日常生活の習慣化”これによって3,500人以上もの生徒の学力や成績を引き上げてこられました。

学力UPだけではなく、将来社会に出た後にも活用できる“スキル“と“マインド”も習得させてこられた実力者。

そんな石田勝紀先生は、昔から困っている人を見ていると助けたくなるという性分だったそうで、『教える』ことも得意だったんだとか。昔からこの道の頭角を現していたのでしょう。

今では数々の著書を出版され、東洋オンラインで隔週木曜日に連載している『ぐんぐん伸びる子は何が違うか?』が累計6,500万PV(2018年12月)を超える人気連載に。

35歳になったころ、東京の中高一貫校の改革者として常務理事に就任、そこで私学の経営を行ったそうです。
そして、そこからフィールドが広がり、行政から依頼されるようになるなど活躍の場が広がっていきました。

最近は『Mama Café』という、ママを対象にしたカフェスタイルの勉強会を全国で100回以上主宰しており、その他には70以上の講演会を行っているなど、日本全国を飛び回っていらっしゃいます。

そこで各世帯における家庭の事情や、子どもの実態を知ることができ、多くの悩めるママ達に出会ったそうです。
次第に『悩めるママ達が、安心できる子育てや教育ができるように、役立つ情報を広めていきたい』と考えるようになったと話す石田勝紀先生。

Profile

 
石田勝紀
【経歴】
・国際経営学修士(MBA)
・教育学修士
・公立大学法人 都留文科大学 特任教授
【official site】
http://www.ishida.online
【official blog】
http://ameblo.jp/
【LINE@】
@mamacafe で検索

【メルマガ】
https://www.reservestock.jp/

2. 子育て・教育で大切なこと

子育てや教育で、大切なこと…。なにを思い浮かべますか?「愛情を持って育てればきっと伝わる」とはよく聞く理想論。

今この記事を読まれているママは、お子さまに愛情があるからこそ、何かしてあげられないかと悩んでいます。

勉強についていけるようにと塾に通わせ、発達のためにとスポーツを習わせたりと、沢山の習い事をしているお子さまもいらっしゃるでしょう。

でもママ達のなかには『本当に子どもたちのためになっているのだろうか…』と疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれません。

何をしても悩みはつきもので、不安なものです。
そこで、子育てや教育において『何が一番大切なのか』また『欠かせないこととは何なのか』お話を伺いました。

石田勝紀先生
【親の自己肯定感の高さ】
【ママ自身が、自身の人生を楽しみましょう】

と話す石田勝紀先生。
子ども達と親の自己肯定感とどう関係しているのでしょうか?

石田勝紀先生
『自己肯定感が高い=心が満たされていること』
人は、心が満たされていると相手の良いところが見えはじめます。

反対に、自己肯定感が低いと『不平不満』が現れ“相手の欠点ばかりが目につき”子どもの言動をいじり、その結果事態が悪化してしまうご家庭が頻発しています。

『子どもの問題点に焦点を当てるのではなく、親の心の状態に焦点を当て考えていきましょう。

子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば

 

出典:https://amzn.to/

ママ自身が、自分の人生を楽しむことで子どもは変わり、未来が変わると話す石田勝紀先生。確かに、ママが笑っていると子ども達も嬉しそうにニコニコしていますよね。

『子どものために』と自分の人生を投げ出し、余裕のない時間を過ごしていると、やがて不満が募り、子どものすること全てに文句をつけ、自分の思い通りにならない現実に苛立ってしまう。

それは必ずしも悪いことではないと筆者は思います。一生懸命だからこそ、起きてしまうこと。思っている以上に、子どもは親を見ています。自分のためにしてくれていることをわかってくれています。

ママが『どうしたらいのかわからない』と悩むことに意味があると思います。悩むのは、変わろうとするキッカケだから。

その悩みを、頑張る力として後押ししてくれる『Mama Café』に参加してみたり、子育てや教育に関する著書を読んでみるのも、前に進むための一歩です。

子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば

 

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東洋経済オンラインで大反響の子育て記事を書籍化した【子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」】

・スマホゲームばかりする子ども
・宿題をしない子ども
・片づけられない子ども
・反抗ばかりする子ども

 
怒ってばかりの毎日で、ずっとこんな日が続くと思うとうんざり。そんな方に是非読んで欲しいのが、石田勝紀先生が著書で伝える『5つの原則』です。

“叱り続けても何も変わらないのは、アプローチの仕方が違うから”

著書のなかには気付きを与えてくれるヒントが沢山詰まっています。言うことを聞いてくれない子どもが悪いのではなく、アプローチの仕方が間違っていたのだと考え方が180℃変わる。

忘れがちな5つの原則をもとに。子どもたちの長所が驚くほど伸びるアプローチ術が紹介されています。この本を読めば、間違った力の入れ方に気が付けるかもしれません!

3.私達にできること

Mama Caféでは、年間1,500人の子育てに悩むママ達や、1,000件以上の相談メールがあり、その場で受けた質問を悩みに応じて石田勝紀先生がアドバイスをされています。

『子育てに正解はない』

そうはわかっていても、少しでもいい方向に進めるようにと私達は日々悩んでいます。答えのない悩みや不安に『早く答えを見つけたい!』と考えるママ達。

子どもの性格は様々で、もちろん親のタイプも違うため『答え方が変わってきます』と、話す石田勝紀先生。

石田勝紀先生

どのご家庭でも共通している答えがあるとするならば

・他との比較はしない。
・子どもの中の良い点を更に伸ばすことだけを考える。
・親の思考枠や親の行動パターンではなく子ども視点で考える。

 
「●●君はできているのに」
「○○ちゃんはこんなこともできている」
とついつい他の子と比べてしまい、不安に思ってしまうこともあります。

それは、私達大人でも得意・不得意があるように
子どもも同じように得意・不得意があるということ。

『何が普通なのか』
『何が当たり前なのか』

私達と大人は、“普通”や“当たり前”という周りの価値観と合わせることで安心し、“同じでなければいけない”という思い込みが少なからずあるのではないでしょうか。

その大人たちが作った小さな枠に、子どもを当てはめ安心しようとしてしまう。

それがライバル心を養い、負けない強い気持ちへと繋がればいいのですが、まだまだ親に褒めてもらいたい年ごろです。

まずは、一番近くにいるママが、他の誰かと比べるのではなくお子さま自身を見てあげるようにしてみてください。そうすることで、そのお子さまにしかない良いところが見つかるはずです。
そして初めて、その長所を伸ばしていくことができます

【他との比較はしない。】
【子どもの中の良い点を更に伸ばすことだけを考える。】
【親の思考枠や親の行動パターンではなく子ども視点で考える。】

石田勝紀先生がおっしゃる、3つのヒント。

『どうして上手くいかないんだろう』と大人の価値観で子どもたちを評価し不安に思い、悩んでいるママは、まずは子どもたちの個性に目を向けましょう。私達大人が少しだけ発想を転換するだけで、子どもたちの自信になり長所を引き上げる結果へと繋がるのかもしれません。

石田勝紀先生

偏差値が上がることも結果を知る手段の1つかもしれません。
ですが、偏差値だけでは測りきれない子どもの才能や長所はたくさんあります。
まずは、そこに終点を当ててみましょう。

その見方の違いによって、子どもたちの“学びを楽しむ姿勢”や“自己肯定感”へと繋がり、
自信が持てるようになっていきます。

 

4. 石田勝紀先生の著書5選

■はじめての子ども手帳

出典:https://amzn.to/

子どもが自分からや率先してお手伝いや勉強など『やるべきことができるようになる』
「子ども専用手帳」の登場!

使い方はきわめてシンプル! この手帳に、
①やるべきことを自分で書かせる
②終わったことは、赤で消させる
③消した分だけ、ポイント精算させる

この3つのプロセスをだけ!
そうすることで『プラスの心』『学力が向上』『道徳、倫理、秩序が身につく』『親子の信頼関係が深まる』
と、いいことがいっぱい!
子どものやる気を引き出し、効果が最大限出る仕掛けを多数盛り込んでいるので、きっと役に立つ専用手帳になるはずですよ♪

■中学生の勉強法

出典:https://amzn.to/

『この本のおかげでクラス一位に!』
そんな喜びの声がたくさん届く頼もしい一冊です。
石田勝紀先生が考えた常識やぶりの勉強法が詰まったこの著書は、中学生のお子さまを持つママをしっかりサポートしてくれます。

■勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!

出典:https://amzn.to/

勉強をしない子は、親が何を言ってもしてくれません。
声がかれるまで言い続けてもかなわないはずです。
そんな子どもが自主的に勉強をしてくれるヒントが詰まっています。

『計画性が身についた』
『自分から勉強するようになった』
など、成長に変化があったお便りが届いています。

毎日怒るのに疲れた・・・そんなママに読んで欲しい一冊です。

■前向きな子はすべてがうまくいく

出典:https://amzn.to/

前向きな子どもは、どんな状況になったときも自分で判断し、前に進んでいくことができるため、社会にでていくためには必要不可欠な力です。
だからといって実際にはどうしたら前向きな考え方ができる子どもに育てられるのでしょうか?
『持って生まれ性格じゃないの』と思われがちですが、実はそうじゃないんです!
4つのアプローチで全てが180℃変わると言っても過言ではない、この一冊を手に取って試してみてください!

■30日間で身につく「地頭」が育つ5つの習慣

出典:https://amzn.to/

『前を見る習慣』『脳を動かす習慣』『観る習慣』『見抜く習慣』『話す習慣』
この5つの習慣で「地頭のいい子」になるための能力が身に付きます。
こんな簡単なことで?と思われたかたは是非手に取って試してみてください!
可愛い我が子には、どんな変化にも、きちんと対応できる大人になってほしいものです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?
子どもと言えども、人格を持つ一人の人間なので、衝突は避けられないものです。答えがない子育てだからこそ悩んでしまいますよね。

『これで良いのだろうか』
『今日は言いすぎてしまった』
『また今日も怒鳴り声を上げてしまった』
『毎日怒るのに疲れた』
『他の家庭ではどうしているのかな』

など、本当に悩みは果てません。
自分ひとりで悩み、ひとりで解決しようとしないでください。石田勝紀先生の書く著書は、たくさんのご家庭を見てこられ、たくさんの生徒達と過ごしてきたからこそわかる解決策が詰まっています。

ご自身の価値観の中だけで解決せず誰かに頼り、石田勝紀先生の著書を参考に、もっと肩の力を抜いて子育てしてみてはいかがでしょうか?

この記事が、子育てや教育に悩むママ達に届き、前向きになるための“一冊”に出会えるキッカケになると嬉しいです。

ライター:秋安